冗談は顔だけのつもりだ

そうさ100%現実

【ひとりごと】女性アイドルが辞めない可能性、男性アイドルが辞める可能性

 いまさらかよ、っていう話していいかね。田口くん辞めちゃうね。びっくりしたね。

 わが軍(エービーシーズィー)の塚田遼一くんが裏番組に出てたもんで、録画もしてなきゃリアルタイムで見たわけでもないんだけど、あとから友人にその場面見せてもらったわ。同時に地獄を見たわ。

 田口くんが辞めることについて、私がなにか言えるようなことはないけれど、しかしあのタイミングでこの発表がされることが、誰にとってよい方法であったのかが、いまいちよくわからないままだ。

 

 私が女の子のアイドルにハマってる話は前回しましたけど、そのBiSHについて調べていたとき、ある個人ブログを読んでたんですわ。で、そこにどうしても気になる言葉が書いてあって。まあ要するに、「女の子アイドルはいつかいなくなる。だからこそ、今この瞬間が尊い!」みたいなニュアンスのことだったのさ。もうちょっといい感じに書いてあったのに、私なんかに要約されたもんだからこんなことになっちゃって、すみませんね。

 書いた方は男性みたいなんだけど、私この意見にはどうやっても賛同できないんですわ。彼女たちの進退はファンが決めるの? いつか辞めてしまうって思って応援してるの? アイドルを卒業することが、彼女たちの付加価値になってしまっているの?

 いやいやなんて身勝手な発想だろうか。そして、こういう発想は、なぜか女性アイドルに対してだけ向けられてしまうように思う。男性アイドルに対しても「いつか辞めるからこのときが尊い」って思ってたら、田口くんが辞めても、ジャニオタがこんなに大騒ぎすることはないはず。覚悟してなかったから、彼が辞めてしまうなんて考えもしなかったから、ここまで騒ぎが大きくなる。

「いつまでもこの人を追いかけていける」ってことに幸せを感じるんだよね多分、ジャニオタは。私もそうだし。彼らがファンを置いて突然姿を消すなんてことを、今の一度も考えたことなんてない。「いつか辞める」が女性アイドルゆえの発想ならば、「永遠に辞めない」は男性アイドルに向けられる。

 さっき私は、女性アイドルに終わりがあると決めつけることを「身勝手」と言ったけど、男性アイドルが永遠に続くと考えていることも、同じように「身勝手」なんだよな、ということに、やっとやっと気がついた。

 

 結成10周年を記念して、AKB48を卒業したメンバーたちが戻ってきた。あのときの輝きを失うことはなく、むしろ個人活動の幅が広がったことにより、ひとりひとりの個性がより際立って、少女たちは美しい女性になっていた。

 その傍らで、WaTは10周年という節目に解散を発表した。(アイドル的存在、ということで話題に出させていただいている)今の活躍を知っていると、ストリートライブから始まったと聞いて驚く人は多いのではないかと思う。ふたりとも、個人活動に重きを置きたいとポジティブに語っていた。

 

 結局ファンにも性別にも、本人たちの行く末を決めることはできないのだ。つくづく無力だと痛感する。でも、応援することしかできないから、私は彼らを、彼女らを、後先考えずに応援する。彼らが突然個人として歩んでゆく姿も、彼女らが夢を追いかけ這いつくばり続ける姿も、どちらも起きうる可能性があるということを、私たちはそろそろ覚悟しなくてはならない。

【アイドル】ジャニオタが女性アイドルBiSHのライブに行った話

 去る10月31日。一体いつから“ハロウィン”とかいう地獄みたいな催しが大々的に行われるようになったのだろうか。

 その日私はよりにもよって渋谷にいた。馬鹿だろう、自業自得だろう。あの日から私の人嫌いは確実に進行したと思う。一体なんでわざわざ地獄に足を踏み入れてたかというと、実は生まれて初めて女の子のアイドルのライブに参戦したからだ。

 きっかけは、前の趣味で出会った友人とのCD交換会である。私はA.B.C-Zの『Moonlightwalker』の初回限定A・Cを友人に差し上げた。もともとジャニオタであった友人は、むしろ私よりA.B.C-Zに詳しく、ジャニーズJr.であった彼らがCDを出したということに驚いていた(のではないかと思う)。

 そして私が友人からいただいたのが、BiSHの『OTNK』だ。友人はいわゆる地下アイドルとかそういう類の女の子アイドルが好きで、休みがあればおっかけに精を出している。私からすれば友人のフットワークは恐ろしく軽く、しかもひとりでどこへでも行ってしまう。しかし、10月31日に行われるというライブには、「さすがにひとりでは行けない」ということで、「そりゃそうだな」と思った私は、友人の話を聞いていて興味もあったしちょうどいいと思い、同行したいと願い出たのだ。

 

 にわかの分際でBiSH(ビッシュ)というグループの紹介をさせてもらってもいいだろうか。

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 BiSHは現在6人の女性アイドルグループ。

 左から、アイナ・ジ・エンド、リンリン、渡辺淳之介氏(BiSHの発起人)、モモコグミカンパニー、ハグ・ミィ、ハシヤスメ・アツコ、セントチヒロ・チッチ。

 ……名前かよって思ったでしょ? 大丈夫、私も「なんだこれ」つった。

 実は2015年に誕生したばかりのまだ歴史が浅いグループ。前身のBiS(ビス)解散後、発起人の渡辺氏によって行われた公募によって集まったのがBiSHである。

 初期メンバーは、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハグ・ミィ、アイナ・ジ・エンド、そしてすでに脱退しているユカコラブデラックスの5人であった。

 その後、ハシヤスメ・アツコ、リンリンの2人が新しく加入し、現在に至る。(ちなみに私はアツコ推しである)

 彼女たちは自ら『新生クソアイドル』と名乗っているのだが、その名の通り、私が友人からいただいたCDのタイトルは『OTNK』である。このアルファベットの並びを見て、さっぱり意味がわからない人には、ちょっとBiSHをおすすめできないかも知れない。単なる“かわいいアイドル”ではないからだ。

 

 私が彼女たちに好感を持ったのは、ミニスカートを穿いていないことだ。ひざ下丈のスカートでパフォーマンスをする。素晴らしいと思った。女性アイドルのセックスアピールが大変苦手な私にとって、『男にこびないアイドル』というのは新鮮であり衝撃でもあった。自分たちのスタイルを確立させたうえで、「ついてこられる奴だけついて来い」というスタンスでいるように見える。万人に好かれることがアイドルとしての理想像なのかもしれないが、あえてそこから離れた次元の、新しいことをやるのがBiSHである。にわかはにわかなりに、そう解釈している。

 

 そして彼女たちの楽曲も、今までのアイドル像とはかけ離れている。


BiSH/OTNK[OFFICIAL VIDEO] - YouTube

 今風の容姿からは想像できない、力強い声とロックな曲調。思った以上に歌唱力のある個々。そしてなにより、どう聞いても「お〇んこ」と言っているぶっ飛んだ歌詞。初めて聴いて「なんかよくわかんないけど、こいつらヤバそう」という雰囲気がプンプン伝わってきた。

 

 ライブに行く前、友人から「BiSHのライブはモッシュもダイブもすごい」ということは聞いていて、しかし私は「とはいえアイドルオタクがやっていることだし」と、どこか甘く見ていた。しかし、行って分かった。すごすぎるぞ清掃員。(BiSHオタクの総称である)

 その昔ヴィジュアル系の現場へ赴いたことはあるものの、安全なホールツアーなんかを選んで行っていたから、命の危険を感じることはなかった。しかし、BiSHの現場では、「うっかりしてたら死ぬ」と思った。

 女性アイドルなので、やはり比率としては圧倒的に男性ファンが多いわけだが、私が思い描いていた“アイドルオタク”の雰囲気はあまり感じなく、普通にバンド好きな人たちが集まっているような感じだった。だからこそ、BiSHのパフォーマンスが始まってからの清掃員には驚いた。永遠に続くモッシュと、推しのソロパートでは全身全霊をかけリフトでアピール。そして、ステージ上には華奢な体とツヤツヤの髪の毛を乱して、全力でヘドバンをするメンバーがいる。ちょっと待て、ここはアイドルの現場ではなかったか。こんなに熱いフロアを、ステージを、私は見たことがなかった。

 

 ジャニーズの現場では、ステージと客席に一定の距離感がある。これは絶対に必要な距離感であって、踏み入ってはいけないということはファンもよくわかっている。遠い存在だからこそ、常にはるか前を走っていく存在だからこそ好きでいられると私は思う。

 BiSHはというと、うっかりすれば手が届く位置にいながらも、絶対に追いつけない。ファンが一歩踏み込むと、メンバーが一歩前へ進んでしまうからだ。しかし、それが彼女たちを高みへと引き上げる力になっている。ファンが全速力で追いかけることで、メンバーはより速く走れる。近い距離で、絶対に捕まえられない追いかけっこをするのがBiSHと清掃員の関係性だと思った。そして、そんな関係性もいいなぁと思った。

 

 ジャニーズという名のキラキラしたものを見過ぎていたせいか、泥臭くお下品にふるまうBiSHという名のアイドルたちのことが気になってしょうがない。ただいま全国ツアーの真っ最中な彼女たち。今度は私も清掃員に混じって「お~ち〇こ! ちん〇!!!」って叫んじゃうのかなあ。Tシャツ買っちゃったしなあ。

 

 

【アイドル】ABC座2015に行ってきました

 ジャニワの会見があったみたいですけど、なんか賛否両論みたいでキョロキョロしてしまうワタクシなのであった。行ったことないのでよくわかんないんだけど、舞台の内容云々よりも私が気を揉んでいるのは『お見送り』とかいうハイパー鬱イベントである。接触イベントがイヤすぎてイヤすぎて(ジャニーズ目の前にしたらまぶしすぎて網膜がやられるから)、ここを回避する方法があったら至急教えてほしい。

 とかいって、自担が生きてる姿を定期的にこの目に焼きつけないと禁断症状で手が震えてきちゃうから、たぶん一回くらいは行くんだろうけど。はあ、お見送られたくねえ……。

 

 つうことで、今月はABC座2015に行ってました。先日、私的千秋楽を無事に迎えましたのでダラダラと感想を。

 ちなみに、ちょっと前にも書いてんだけど、ワタクシ、ジャニーズの舞台に話の面白さとか演出のわかりやすさとかそういうものは一切求めないようにしております。えび座がどうのこうのとかでなく、ジャニーズの舞台全部にそういうスタンス。

 今回のえび座、一幕の考察なんかを細かくされてる方が多くて「すげ~」つって見てるんですけど、そうやって深く追及したくなるってことはいいことだよな。きっといい話だったんだろうな。よかったよかった。

 そういうわけで、ストーリー事態の感想は特にございません!!!!!

 ただちょっと言いたいことはあるので、以下ネタバレいやな方は避けておくんなまし~。

 

 

 

 

第一幕  『サンズ・オブ・ザ・マッシュルーム』

 新曲『Smiling Again』で幕開け。うおお、めっちゃさわやか&テンション上がるぜ。音源として聴いてただけだと「やっぱムンウォクっしょ!」って感じだったけど、振りがついてヒョイヒョイバシバシ踊って歌ってる5人の映像と一緒に聴くと「どう考えてもスマイリングアゲイン」って簡単に手のひら返す程度には最高だった。

 パンフレットによると“うちの五関”(By橋本)が振り付けやったらしいし、これも五関くんがやったのかな~どうなんでしょ~。だとしたらやっぱ五関くんの振り付けは控えめに言っても最高だなって思った一曲目でした。

 そんで、河合くんから「残念ながら一幕はA.B.C-Z出ません」「振り込みで1200万もらったんで」というご説明。そうか、金が絡んでるならしょうがないな。そのお金で二幕の衣装代とかその他もろもろ賄ってるんだろうから、文句は言えないよね。

 ……ていうか、一幕の河合くんお金の話大好きじゃね!?!?!?

「物価が違うんだよ!」とか「いやらしい話、金持ちじゃん?」とか、どした? ずっと目玉が¥マークだったね?

 錦織さんに「今回、河合は大変だぞ」って言われたみたいなことをどっかの雑誌で読んだけど、正直、本当に河合くんどえらい役もらっちゃったなと、私は思いました。

「これ河合担的にはどうだったのかな」っていうのが一回目観に行ったときの感想。だんだん噛み砕いて物語を解釈できるようにはなったけど、ねえ。

 なにが一番引っかかってしまったかというと、『ピリオド』前に楽屋でみんなが喧嘩しちゃうシーン。フミトが「おまえらちょっと調子乗ってんだよ」みたいなことを言って喧嘩になるけれど、私にはその「調子乗ってる」が、リョウイチが突然アクロバット始めちゃったってとこしか思いつかないんですよね。リョウスケがラムをステージにあげてるってことは調子にのってるうちに入るのか? っていうのはなかなか疑問だし、コウイチがミスタッチしてるのはどう考えてもただの練習不足だし(それでも人気出てるから調子のってるってことなのか)、ショウタに関してはちょっともう全然思い当たらないし。いいギター持ってるってとこか? それで怒鳴られてんならあまりにもかわいそう。

 フミトの言う「調子乗ってる」がもうちょっとわかりやすかったら、「ああ、リーダーは大変だよね。みんな協力してくれないとやりずらいよね」って具合に同情できたのに、う~ん。突然怒りだしてびっくりしたわ。リアルにおなか痛くなったし一番泣きそうなシーンだったもんね。気弱かよってな、ダハハ。

 でも、そんな風にモヤモヤしてるワタクシに、衝撃的な見解が提示されたんすわ。

 二回目観に行ったときにお隣のマダムが言ってたのを小耳にはさんだ「嫉妬してるんだよね」というやつ。なるほど嫉妬……。腑に落ちるとはこのことかと思ったね。男の嫉妬は女より怖いというけれど、そういうことだとしたら、この物語を飲み流せるかも知れないと思ったのだ。ありがとうマダム。

 まあ実際はどうなのか知らんし深く考えるとさらにモヤモヤしそうなので考えないけど、とにかく私にはその話の軸になるであろう部分がうまく解釈できなくて苦しかった。だからすぐ「五関くんは一幕の間で何回前髪を気にするか」みたいなとこ見ちゃうからね。サラサラヘアーすごいよかったよ五関くん。

 あと、五関くんの舞とんでもなく美しかったです。普段グループでダンスするときとはまた全然違う、感情が溢れ出して体が動き出す五関くんの舞素晴らしかった。指先足先まで美しいんだもん。こりゃ完全に“表現者・五関晃一”だな、ってしみじみ思った。見惚れました。

 それにしても五関くんは滑舌が超いい。声がよく通る。役者向きな人材過ぎる。五関晃一単独主演舞台お待ちしております。決まったら、毎日パンの耳生活してチケット代捻出するね!!!!! ごめんそれはさすがに無理!!!!! たまにはもやしサラダとか食べさせて!!!!!

 最後はみんなで肩組んで再出発、そしてもう一度『Smiling Again』っていうグッとくる終わり方だったし、「25分間の休憩です!」ってまさか演者自ら休憩のアナウンスすると思わないし、結局えびの舞台は超親切だなって思いました。

 

第二幕 『We Love A.B.C-Z

 おいおいヒロム偶然だな! 私もそう思っていたところだよ!

 みたいな社長の気持ちダダ漏れのタイトル。ありがとう、そしてお誕生日おめでとう。あと30年は元気でいてね。

 舞台から一度もはけずにずっと舞台に出続けるって結構簡単に言うけど、超大変なことだよねこれ。着替えはもちろんだけど、一息つく暇なくずっとスポットライトを浴びるっつうのは精神的にもかなり大変そう。集中力も持続してないとならんし。それを簡単そうにやっちゃうのが舞台慣れしてるえびの強みなのか、すごいぞエービーシーズィー。

 

 ざえびで二幕が開いたとき、「ひっ、HIKARI~~~~~~~~!?!?」って言っワタクシはGIFT of SMAPが大好き。いや、まじでそのまんまなので、お暇ができましたら『HIKARI SMAP』でちょっと検索かけてみるといいと思います。きっと言う、「ひっ、HIKARI~~~~~~~~!?!?」って言うから。だからもうどんどんリンクしていこうってばスマップとエービーシーズィー。

 

 そんで、着々と脱ぎ脱ぎして身軽になっていくみなさん。ウォキクラからムンウォクのお着替えショータイムでかかってたBGMめっちゃよかったんだけど、あれ音源にならんかね? ならんか? ならんな!

 

 ムンウォクのえび座バージョンの振りもかっこいいことかっこいいこと!!!!! あと、とつごで机に乗ってパシン! ってやったあとの「ワッチャネ」かっこよすぎて「ヒエエエエエ」つった。心が叫びたがってた。(映画観てません)

 

 あとはVanilla和バージョンね! これはオタクの心を掴んで離さないやつでしょ! 本当昔の曲をアレンジして新しいものに変えてくエービーシーズィーの取り組みすごくいい。支援していきたい。NPO法人立ち上げたい。ごめんウソ。

 

 からの誕生日順ソロコーナー。便宜上6月までが春ってことになってて「ジャニーズは暦さえも捻じ曲げる」ってことを学んだ。

 つーかレッシンの五関くん、実はワタクシの願望が現実になってしまった奇跡の瞬間だったんですわ。あのね、えび座初日にこんなことをつぶやいていたんですワタクシ。

 あの、うまいことGIFが張れてないくさいんで動画張りますけど、これです。


三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / Eeny, meeny ...

 これの1分53秒あたりからの、山下健二郎さんという三代目のパフォーマーの方がされてるステッキダンスをやってくれないかということをつぶやいたんですけどね、

「やってる…………!!!!!」

 っていう。え? まさか河合くんのエゴサ―チに引っかかったかな?

 ちょっとこれは本当に驚いた。どう考えても私の意見が採用されたとは思えないけれど、なんかもう感無量だった。ありがとうございます。今度はぜひ山下健二郎さん並みのステッキダンスを軽々やってのける五関くんが見たいでございます。ちなみに、山下さんも今年30歳だよ。もはや30歳担みたいなとこあるよ。

 シャワゲのはっしーも可愛いしドア持ちのとつごはずっと平和だし、砂グラのふみとつの圧倒的ビジュアルはまぶしすぎるし五関くんのダンスパフォーマンスは炸裂してるし、トゥインクルの塚ちゃんは天使すぎるし抱き付かれて倒れる五関くん見たかったすぎるし、ここのメドレーハチャメチャ楽しかった。

 

 そんでMCな。まとめるのがめんど……大変なので、私的に一番面白かった25日昼公演のMCレポをTwitterから抜粋して引っ張りますね。

 はいはい河五河五。いつもの“俺の五関すげーんだぞ自慢”ね、はいはいわかったわかった。っていうやつ。五関くんの「してもいいよ」シリーズ最高に好きだからもっと言って。

 戸塚が怖い。結構マジトーンで客席に背を向けて塚ちゃんを説教しだす戸塚が怖い。でも、戸塚さんという五関くんのモンペがいるからこそこういうイジリがなんとか完結してるところあるから、戸塚さんにはお礼申し上げる。ありがとうございます、助かってます。

 このあと過去映像観ながら当時を振り返るんだけど、坊主期の戸塚さんが映って、いのいちばんに「こんなのジャニーズじゃねーだろ!?!?」って画面の戸塚祥太に向かって指さす戸塚祥太がいるんだけど、その問いに対して「そんなことないよ!」って笑顔で答える五関くんな。うわあ、めっちゃいいとつごだって思ったんすわ。

 あの、ちょっとあって戸塚さんの奇行伝説を振り返ってたんだけど、五関くんの巻き込まれ率が高めでさ、「青信号で止まって赤信号で猛ダッシュ」したときも「駅のホームで鞄をひっくり返して物を探す」っていうはた迷惑な行動したときも隣には五関くんがいたわけじゃん。そんで極め付け“禁断の坊主姿”の彼もしっかり「アイドルだよ」と胸張って言う所が、すっげぇ、いい、とつごだなと……ウッ……泣けてくる……!!!!!

 とつごに熱い五関担だからさ、許してください。

 これからも微妙な距離感を保ちながらも尊敬しあう仲でいてください、南無南無。

 

 で、生着替えタイム。透視能力が欲しいとこれだけ強く念じたことはないね。見えなかったけど、鉄の守りだったからね。えび兄さんたちを守り抜いたジュニアのみんなに完敗だぜ。

 

 そんでキャッキャしてたあと突然キリッとしちゃって!? ファイナリ・チェリーズからの新曲Great5ってなにそれ~~~~~~~~~~~~~~!?!?!? 音源収録されてない曲を最後に持ってくるとか挑戦的も挑戦的だろうが~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!? エービーシーズィーかっこよすぎんだろうが~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?

 ここらへん本気で座って観てんのつらかったから。手拍子とか本当やってらんないからね。立ち上がらせてくれお願いだ……! 苦しい……!!!!! 拳を突き上げさせてくれェ……!!!!!!!!!! っていう状態だった。

 いや~~~これはライブでやったら盛り上がるぞ。というか、盛り上がらせてくれお願いします。これまでも5シリーズありましたけど、個人的にはGreat5が一番好きかも知れない。なんなら今までのえびの曲の中で1、2を争うくらい好きかも知れない。最高にギラギラしてるえびを見たと思ったね。エビキス時代のギラギラとは違う、磨き上げたギラギラだったね。歌詞もいいじゃん、地球を股にかけ、つって、五大大陸制覇つって。アベンジャーズかってな、見たことねーけど。強いことは知ってる。最後の最後に世界に飛び立っちゃうんだからね、ギラギラし過ぎでしょ、最高かよ。

 装置を使ったアクロもすごいんだけど、そのあとのダンスね。かっこよすぎて狂う。これも振り付け五関くんかな~とぼんやり思ったんだけど、頭の後ろに両手を置いてジャンプするとこめっちゃかっこいいよ、あれ最高。血が沸騰した。

 終わったあとの第一声はかならずいつも「早くコンサート行きたい」でしたね、うん。早く行きたい。

 

 

 あの~、数日前にちょっと胃が痛くなるような雑誌の記事を見て、「私のえび座まだ残ってんだけど、これちゃんと行けるかな」って思うくらい落ち込んだのさ。でも、う~ん、結構平気だったね。

 で、その落ち込んでた日の公演見てて思い出したんだけど、私が五関くんの担当になったのって、去年のえび座なのよな。それまでもA.B.C-Zに興味はあって五関くんが一番気になるかも知れないと思ってたしそういうつもりで観に行ったんだけど、あの、五関くんのソロダンスを観て転がり落ちたんだよね、たしか。

 なんて表現力豊かで熱いダンスをする人なんだろうと思ったし、なにより普段とのギャップが激しくて衝撃だった。こんなすごいものを内に秘めてる人なのか、と思ったらもう応援していくしかない、いや、させてくれと、当時の私は思ったのだ。

 それを思い出して、私が感じる五関くんの魅力ってこれだなって再認識したというか。あの、私の座右の銘って『能ある鷹は爪を隠す』なんすよ。まさにこれなんすよ、私が思う五関くんは。隠れてるんじゃないの、隠してんの。で、ここぞという時にすかさず出してくんの。誰にも負けない破壊力で出してくんの。

 まああの雑誌のことに関してつべこべ言うと背後から刺されそうだからもう言わないけど、うん、そういうことです。五関くんはすごいんです。カメラは写ルンです

 

 

 とにかく楽しいABC座、もう終わっちゃうのか~と思うと猛烈に寂しい!!!!!

 ジャニワは発表されたけど、カウコンはどうなるんだろうな~とか年末の音楽番組はどうなるんだろな~とか、思いを馳せることが途切れないのはとてもうれしいですな。

 そしてとにかくポ○キャさんはGreat5の音源化を急いでください。映像化も欲しいけど、もう何よりも優先してGreat5を音源化してください。お願いします。

 実現のためにはどれくらい株を買えばいいんでしょうか。ご返答お待ちしております。

 

【アイドル】A.B.C-Zのファーストシングル『Moonlight walker』を聴いてないとか人生の3分の2無駄にしてるけど、大丈夫?

 もう一回訊くけど、

 A.B.C-Zのファーストシングル『Moonlight walker』を聴いてないとか人生の3分の2無駄にしてるけど、大丈夫?

 3分の2じゃほとんど無駄にしてるよね、こりゃ大変。

 

「あれ? A.B.C-Zってデビューしてなかったの?」って思ったあなた、パンピのふりして結構オタクじゃん。A.B.C-Zってジャニオタにも「よくわかんない」って言われんのに、結構知ってんじゃん。

 A.B.C-Zはデビュー3年目なんですけど、本日初めてCDを出すことになりました。A.B.C-Zの『A.B.C』は『アクロバットボーイズクラブ』の頭文字でして、その名の通りバク転なんぞ朝飯前の、超動いて踊りまくるグループなんです。

 ということで、彼らの良さをわかっていただくべく、通例ではCDデビューのところをDVDデビューという形をとったことで、3年目にして初のシングルCD発売、ということになったわけなんです。

 ちなみに、シングルCDの前にアルバムが出てまして(しかも2枚)、これは今回のシングルを聴いて「いいな」と思った人にはそのうち聴くことをオススメしますよ。TSUTAYAで借りてもいいと思います。でも、『Moonlight walker』はどうかお手元に1枚。よろしくお願いいたします。

 

 あ、そうそう。最近のジャニオタ界隈に喧嘩売ってるみたいですけど、いわゆる『担降り』とかそういうのがこう、ちやほやされているというか、なにやらこう特殊な話題として上げられてますけど(私も1個前のエントリーで書いてるけどさ)、正直オタクの中でオタクを取り合っててもどうしょうもないので、A.B.C-Zはもうどんどんご新規さんを食ってこうと思います。なんで私が決めるんだ。

 ということで、「A.B.C-Zに興味があってCDほしいけどどれ買えばいいかわからん」「金髪筋肉な塚ちゃんが気になってしょうがない」「昼ドラに出てた人が気になってしょうがない」「上沼恵美子とクッキングしてた人が気になってしょうがない」「Mステで見た背の高いセンターが気になってしょうがない」「Mステで見た端っこの昭和顔が気になってしょうがない」という、ジャニオタではないあなたに向けて、A.B.C-Zのファーストシングル『Moonlight walker』をご紹介いたします。

 

 

 ファーストシングル『Moonlight walker』ですが、実は9形態出ております。いいですか、これがジャニーズ事務所の売り方です。

 しかし、うち5形態はオタクに向けたもので、表題曲の『Moonlight walker』に加えて各個人が主役のドラマCDが入っております。タイトルは『ABCZ学園ドラマ』でございます。いいですか、「Mステで見た端っこの昭和顔」は今年で30歳です。そんな彼が学園ドラマをやる、これがジャニーズ事務所の売り方です。

 これらに関しては、ご新規さんが買うにはちょっとハードルが高いと思います。さらに言えば、この5形態は『SHOP盤』といって、A.B.C-Z SHOPの通販でしか買うことができません。なので、もうちょっとハマったら買うことにしましょうか。最初から突っ走るのは危険ですからね。慎重にね。(後半自分に言ってる)

 とはいえそんなに多く枚数を用意していない気配もあるので、どうしても気になる方は無くなる前にこちらからお求めになってみてはいかがでしょうか。1枚から買えます。

【A.B.C-Z SHOP】A.B.C-Z 2015.9.30発売 1st CD シングル「Moonlight walker」

 

 

 それでは残りの4形態はどうなってんのかという話なんですけど、こちらはどれもCDショップなどで購入できます。

「4形態もあって一体なにが違うんだ」という疑問にお答えしますと、まず限定盤が3枚と通常盤が1枚出ております。限定盤にはCDと一緒にDVDが付き、通常盤はCDのみですが、収録されている楽曲が多いです。それではひとつずつご紹介いたします。

 

【初回限定盤A】

収録楽曲:『Moonlight walker』『Smiling Again』

特典映像:『Moonlight walker Music Clip』『ダンシング五関先生のダンス教室2時限目』

オススメ度:★★★★☆ 

『Smiling Again』はミディアムテンポのラブソング。A.B.C-Zらしくさわやかに昭和感漂う楽曲でございます。そしてなんと『Moonlight walker』のMVが見られるのは初回Aだけ。これ、あとから言いますけど、絶対「買っとけばよかった……!」って思うやつなんで、先に買っておくことをオススメします。

 そしてご新規さんには何のことやらって感じだと思うんですけど、あの大好評企画『ダンシング五関先生』が帰ってきました! そう、「Mステで見た端っこの昭和顔」がめずらしく主役! めっちゃしゃべってます! 頑張ってふざけてます!

 あと、私がA.B.C-Zの魅力をお伝えするうえで、“愛される最年長”というキーワードが結構ポイントなんですけど、この『ダンシング五関先生』を見ればそれがよくわかると思います。ということでぜひ見てね。

 

【初回限定盤B】

収録楽曲:『Moonlight walker』『ラブレター』

特典映像:『Making of 「Moonlight walker」& Jacket Shooting』

オススメ度:★★★☆☆

『ラブレター』、こちらもミディアムテンポのラブソング。コンサートの最後に流れそうなやつ、といえば想像つくかしら。いい曲です。ひとりひとりの声をよく聴いてみたいならこっちがオススメ。

 特典映像はMVとジャケ写のメイキングなんですけど、“お仕事中のメンバー”の様子が見られます。あとはまわりのスタッフさんのご活躍なんかも見てて面白いところ。こんなふうに作ってるんだ、って知るにはいい映像だと思います。そして、これ見たら絶対初回AのMVが見たくなります。だからやっぱり買っておいた方がいい。

 

【初回限定盤C】

収録楽曲:『Moonlight walker』『Rock Your World』

特典映像:A.B.C-Zの「現在」をとらえた 密着ドキュメンタリー! 「Za ABC~5×Focus~」

オススメ度:★★★★★

 個人的に今回一番A.B.C-Zっぽくない、新しい雰囲気の曲だなと思ったのが『Rock Your World』なんですけど、どうでしょう。低音がイイ感じのシャープなダンスチューン。はやくライブで見たいですな。きっと五関くんが振り付けしたいはずの曲。ちなみに『Rock Your World』は初回Cを買わないと聴けません。

 そして、初回Cをオススメ度満点にしたのは、特典映像「Za ABC~5×Focus~」が最高だったからです。初回Bでは“お仕事中のメンバー”が見られますが、こちらは“半プライベートと稽古中とお仕事中のメンバー”が全部見られます。こう聞くと、「メンバーのことを知っているオタク向けなんじゃないか」と思うかも知れないんですけど、自信を持って「彼らを知らないからこそ見るべき映像」だと言えます。

 ファーストシングル『Moonlight walker』が初披露されるまでの過程を、情熱大陸風に仕上げたドキュメンタリーです。途中でCMが入ったり、細かい芸が効いててとてもいい。

 おかげさまで、このシングルが発売する前、個人活動がとても増えたんですねA.B.C-Z。そんな、彼ら的に忙しい中でどうやってひとつの物を作り上げていくかっていう様子が見られるので、これは本当に貴重だなと。私、SMAPも担当なんですけど、つくづく思います、「メイキングが充実してるのは最初のうちだけだぞ。売れると裏方仕事の部分は隠したくなるみたいだぞ」と。最近はCD買ってもメイキングついてこなくなっちゃいましたからね。映像はMVのみ。今だけですからね、こんなに充実した特典映像は。

 私は「Mステで見た端っこの昭和顔」こと五関晃一さんを担当しているので、特に見てほしいんですわこのドキュメンタリー。他の4人が個人でバラエティ出たりドラマ出たりしている間、彼だけはほとんど、というか全くと言っていいほど個人活動が無くて。でも、そんな中で彼が一体何をしていたのかがようやく見えたという、五関担にとっては神様みたいな映像なんですわコレ。ファンだけでなくご新規の方にこそ見てほしい理由はこれ。五関くんっていうめっちゃすごい人がいるんだぞということを知ってほしいのだ。表に出て頑張るタイプもいれば、裏で頑張る人もいるのがA.B.C-Zなんですわ。 

 もちろん、他のメンバーの様子も盛りだくさんで、橋本くんは最年少だけど一番グループのことを考えてるんだなとか、戸塚さんは特に素が出まくってて普段マジで無口なんだろうなとか、河合くんは大人とのやりとりが上手だから安心だなとか、塚田くんは本当に本当にA.B.C-Zにいてくれてよかったなとか、そういう「グループの中で誰がどんなポジションなのか」っていう役割分担みたいなのもわかると思います。

 あとね、“輝いてないアイドル”を興味本位で見てみるのもいいと思う。裏方のときはね、全然輝いてないから。でも輝きを失ったわけではなくて、輝くための準備をしているところだからさ、うん、五関くんとかうっすらヒゲ生えっちゃってるからさ、最高でしょ。

 で、これを見るとまた初回Aにしか入ってない『Moonlight walker』のMVが見たくなるので、結果全部買った方がいい。

 

【通常盤】

収録楽曲:『Moonlight walker』『Smiling Again』『ラブレター』『A.B.C-Z Title Songs Medley』『Moonlight walker(Inst.)』『Smiling Again(Inst.)』『ラブレター(Inst.)』

特典映像:なし

オススメ度:★★★★★

A.B.C-Z Title Songs Medley』も予想以上にいいんだけど、各インストがとてもいい。「ああ、CDになったんだ」って実感するから。

 

 あ、ちなみに音楽配信サイトで聴きたい派の人もいるかと思うんですけど、『music.jp』『ドワンゴジェイピー』『レコチョク』で配信されてます。CD買わない派のナウでヤングな方とかCD買うほどじゃないけど気になってきたって方はこちらで聴いてみるのもいいのでは。でも、ドキュメンタリーマジでいいから初回Cは買ってもいいと思う、うん。

 

 

 どうでしょうかね、先ほども申し上げました通り、オタクの中でオタクを取り合っててもどうしょうもないので、A.B.C-Zはもうどんどんご新規さんを食ってこうと私は思っております。きっと最後まで読んじゃったあなたはもうA.B.C-Zが相当気になっちゃってますよね。明日の会社帰りもしくは学校帰りにちょっとCDショップ寄ってみません?

 あ、「いい歳してジャニーズとか」って思ってるそこのお姉さん。大丈夫、私もアラサーです。いい歳になってからハマると、ジャニーズってもっと楽しいですよ、お金があるんで。あ、「男がジャニーズとか」って思ってるそこのスーツの方。大丈夫、A.B.C-Zのコンサート、男性多いですよ。肉体派集団なんで、男性が見てもかっこよく見えると思いますよ。あ、「アイドルとかダサい」と思ってるそこのナウなヤング。大丈夫、人のことをダサいと思う君が一番ダサいよ。君には心から初回Cの映像を見ることをオススメするよ。

 

 

 ……ってこれをかいてる間に9月29日のデイリーランキングが発表されてましたけど、

A.B.C-Zファーストシングル『Moonlight walker』

第1位おめでとうございます!!!!!

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 はあ、泣きそう。よかった。よかったです。

 

 でもまだ5大ドームツアーやってないからさ、全然まだまだこれからだよね、A.B.C-Z

【アイドル】友人の担降り

 先日、友人がKAT-TUN上田担を降りた。

 
 このaskの回答にグッときてしまって、友人に許可を得て、今ブログを書いている。
(界隈では語り尽くされた題材だということは承知の上である)
 友人とは小学生からの付き合いなのだが、こんなに誠実に、理路整然とものごとを語る人だとは、今回の件で初めて知ることになった。常に無気力無関心無頓着で生き、偶像崇拝にのみ力を注ぐ人だと思ってたのに。まあ実際そうなんだけど。
 

というかそもそも担当ってなに?好きなら担当なの?だったらわたし担当めっちゃいるんだけど?という気持ちでいる人間でした。

 この部分には私もうなずいた。一体担当とはなんなのだろうか。

 友人も私も、クソがつくほどミーハーなので、複数のものを同時に愛でるということはなんの苦でもないし、罪悪感もない。言ってしまえばジャニーズの中でもジャニーズ以外の分野でもそれぞれ“1番好き”がいる。例えば「その人たちの中で誰が1番好きか」と問われても、そんなものは「石原さとみと子猫どちらが可愛いか」と問われているようなもので、そもそも比べる物差しが全く違う。「人間というジャンルの中では石原さとみが1番可愛いし、動物というジャンルの中では子猫が1番可愛い」と答えることと、「それぞれのジャンルで1番好きな人がいる」と答えることは同じだ。
 担当制度とは、“◯◯担”という枠の中にはめられ、その中で行動するように、枠の内外から緩やかな監視を受けているように思える。その監視が『仲間意識』や『一体感』と感じられるうちはいいのだが、友人はおそらくそれを『窮屈』だと感じたのだろう。
 担当と名乗ったことで、「〇〇担であるならばこうせねばならない」「〇〇担なのに▲▲を応援している」という行き過ぎた監視がはじまるのは、確実にファンを減らす、まったくいい方法である。
 
 
 そして友人は、KAT-TUNという対象が変化していくこと以上に、KAT-TUN担の変化に敏感であった。
今のKAT-TUNがかっこいいかどうか、ですが、今のKAT-TUNがどうこうというより、私は時々見受けられるKAT-TUN担の雰囲気に憤りを感じることがありました。
それはKAT-TUNをまるで腫れ物のように扱い、擁護しているようでKAT-TUNというグループを傷付けているようにも思いました。
「色々あったグループなのに、こうやってテレビに出してもらえるだけ感謝しないと」「衣装の文句言うより新曲出せることに感謝しないと」「冠持たせてもらえるだけ感謝しないと」みたいな雰囲気が無理でした。
世界で一番かっこいいと思っているKAT-TUNをどうしてそんな風に言えるのか理解ができませんでした。
KAT-TUNなんだから曲出せて当たり前だろ」「かっこいいKAT-TUNにダサい衣装着せてんなよ」「つまらない冠ならいらない」とこれは極端すぎますがそんな気持ちでいたかったので、私は常にKAT-TUNはかっこいいんだと強くて美しくて手の届かないアイドルだと言い続けてきました。
それは今も変わりません。
 例えばジャニーズJr.の話をしているならば、「テレビに出られるだけでもありがたい」という言葉が出てもおかしくはないだろう。しかし、相手はあのKAT-TUNだ。テレビに出ない方が、新曲を出さない方がどうかしている。
 アイドルとは、ファンの理想を現実にしてくれる生き物である。(であってほしい)ゆえに、私たちファンが「これで十分」と思った時点で、アイドルの成長や進化は止まる。そんなことになったら、現状を保ち続けるだけで新しいファンは増えず、古いファンが飽き、結果グループは衰退していくことになるだろう。それでもいいならば、「新曲出せることに感謝しないと」とかふざけたこと言ってもいい。
 
 
 書き連ねてみると、友人はKAT-TUNに魅力を感じなくなったわけではなく、環境や習わしに面倒さを感じていたのだということに気がつく。それがどんなに勿体ないことか。
 向かい風ではなく、微力であっても追い風となり、背中を押していけるようなファンでありたいと、今回の件で改めて考えさせられた。
 
 
KAT-TUNが好きだからこそ私の私利私欲で文句付けたくないですし、楽しい気持ちになってるカツン担のみなさんに水を掛けたくないです。私は自分が欲するものを観たい、お金を落としたいと思ったのです。
歌が聞きたい、踊りがみたい。
素直な気持ちです。
 
なので、上田担を降りました。
中途半端な気持ちで担当を名乗りたくないので。
  そして、担当を降りた人の傍らには、まだ担当を続けていく人がいる。
 なぜジャニオタが『担降りブログ』を書きたくなるのか、なんとなくわかった気がする。
 

【アイドル】『Otherside/愛が止まるまでは』ざっくりレビューと中居正広は歌が下手なのか問題

SMAP55枚目のシングル『Otherside/愛が止まるまでは』発売~~~!!!!!

 あれ、もう次56(ゴロー)枚じゃんね!? どうするんだろう!?

 

『Otherside』を聴いたときの最初の感想は、「なんてご陽気な楽曲だ……」でしたね。まさか「フウウ!!!」とか「イエア!!!」とか「ポオオ!!!」みたいなパーリーピーポー全開で来るとは思わないじゃん。歌詞はなんだかルー大柴だし? こみ上げるクレイジー? 溺れる者はストローをもつかむ? でもね、ワタクシこの世で一番「Ah!」を色っぽく言う中年男性は岡村靖幸だと思ってたんだけど、今回は木村拓哉負けてねーなって! 思ったよ! だはは!!!

 はい、53枚目のシングル『Top Of The World』に続き、作曲はMIYAVIさんなわけですけど、これまた難しいリズムでおじさんたちを弄びやがって! というかんじ。4分の7拍子の次は2拍3連の乱用。個人的には2拍3連というリズム好きなんですけど、これ合わせるという作業が難しいんだよねえ……それをシレっとユニゾンパートで入れてくる鬼畜の所業。最高かよ。そしてやりこなすSMAPおじさんたち。すごすぎ。

SMAP×SMAP』『ミュージックステーション』ですでに披露されているアザサ。私が特に燃え上がったのは(というかSMAPファンの過半数が胸を熱くするところだと思うんだけど)、木村さんから始まる「Hey Just stay Don't go away!」の連続技の部分なんだけど、ここのなにがいいかって、木村が歌い続けて中居が踊り続けるっていう構成だとワタクシは思うんですね。絶対に手を抜かず声を張り上げメンバーを引っ張る孤高の木村と、リズムが体にしみ込んで踊らずにはいられない躍動の中居。素晴らしい2TOPの姿を見たと思ったね。ここ良すぎて、何度聴いても中居さんが加わる最後の「Hey!」で鳥肌たつ。木村→草彅→稲垣→香取→中居の順に加わっていくんだけど、このじわじわ盛り上がっていく感じ、早くライブで見たいすぎる。5人集まって中央でサムズアップで起き上がったあとに、特効がドカーン! ってなるとこ想像できすぎるし。興奮して血管切れるんじゃないだろうかこれ。血圧下げてこう。無理か。

 

 両A面の反対側『愛が止まるまでは』。あの名曲『好きよ』を手掛けてくだすった、ゲスの極み乙女。川谷絵音さんの作詞作曲。えのん。すごいお名前じゃ。

 いいですね、「好きよ」のあとに「I love you」とは、ストレートに次ぐストレート。おじさんたちにはシンプルな愛の歌が似合うもんね。(そろそろ純粋なSMAPファンの人に怒られそう)

 あいとまの最高なところは、歌振りが完璧なところだと思ってんだけど、「自分のために生きて 結果誰かのためになった それだけのことなんだ 悪くはないだろう」を中居正広に歌わせ、「余分な言葉ばっか みんな多すぎるよな」を木村拓哉に問いかけさせ、「I love you I love you  言葉で気取って」を今のSMAPに歌わせるこのセンスと勇気ね。これはSMAPのことが好きな人にしかできないな、とワタクシは思うんですわ。つーか、「言葉で気取って」って、もう最高にときめくフレーズなんだけど。言葉で気取って。う~ん、すごいいい言葉。良すぎて血管がムズムズしてくる~。

 歌詞だけじゃなく、バンドとメロディーも最高におしゃれなんだよなあ。ジャジーなピアノと軽快なドラムス。特にピアノは前回川谷さんが作曲した『アマノジャク』でもバンドの中心になってたわけだけど、あいとまではさらにおしゃれで大人になったなあという印象。ぜひまた“ピアノとSMAP”という組み合わせで楽曲提供していただきたいですなあ。

 あと、あいとまはMVが秀逸。見てから聴くとだいぶ印象が変わるくらい、MVが楽曲をしっかり引っ張ってる。赤と黒の世界の中を5人が走る走る。こんなに躍動感あふれる曲だったのか、とその時に気がつくんだよね。「I love you」っていうシンプルな言葉の中に込められた熱量みたいなものを感じる。あの、Mステのマイクスタンド芸も、すごかったっすね。

 

 そして最後は『Breaking Dawn』ですけど、通常版を買うと聴けるこの曲。やっぱり、アザサ・あいとまに比べるとなんとなく地味でちょっと古めかしいかんじなんだよな~、嫌いじゃないけども! すごい、これ聴いたとき「A.B.C-Zの曲みたいだ」って思ったんだけど。だはは。

 さてここで『中居正広は歌が下手なのか』問題についてなんだけど、私の答えは前からずっと『No』でして。それは単純に担当だから贔屓目で見てるってのもあるんだけど(あるのかよ、ってな)。あ、でも勘違いしちゃならんのは、昔だったら迷うことなく「ド下手くそでした」って言う。でも今は「下手なふりをしてます」って答える。CD音源なんてどうにでもいじれるので、もちろん声の加工はされた状態で出荷されてるんだとは思ってますけども、合唱育ちのワタクシは、歌の上手い下手は音程とかリズム感とか声質とか以上に「子音を大事にしているか」っていうところが結構でかいポイントだと思ってまして。そして、この子音については、歌手本人の意識の問題で、機械による修正も難しい部分なのではと推測しているわけです。

「色をなくsす kコバルトのs空を見て」

「時計のh針を s先にs進めてみたら」

zずっとほら h冷えた手を握ったら (温もりが) 脈打tつ鼓動がk聞こえたよ」

 上記は『Breaking Dawn』での中居さんのソロの部分なんだけど、特に赤字で書いた子音をちゃんと意識して協調してるのがわかると思うんですけどね~どうだろう。合唱育ちはこういうところにグッときちゃうんだな。歌詞をちゃんと伝えようとしているなこの人は、と思うので。こういう言葉にまつわることは司会業がでちゃうのかな~とぼんやり。とにかく、子音まで気にして歌っている人のことを、どうしても「下手」とは思えないのでした。まあ、基本中の基本だといわれちゃあそれまでなんだけど。

 

 

  それにしても、ビ〇ターさんはいつまであの紙パッケージ続ける気なんだ……?

【映画】これが邦画の限界ならば、たしかに世界は残酷だ。『ジュラシック・ワールド』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

 今年は映画を50本見るとか言っといて、現時点で15本しか見てなかった。すでに今年は折り返し地点、まずいぞ。ムムム。

 それにしてもこの夏の映画は非常に豊作である。『マッドマックス』にはじまりハリウッドの大作や、洋画邦画問わずヒットタイトルの続編も目白押し。さらに良くも悪くも大変話題になっている『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』まで、ぜ~んぶこの夏にぶつけてきやがった。まあ、涼みに行くついでに映画見られるんだからいっか。
 これから『テッド2』とか『日本のいちばん長い日』とか見に行かなきゃと思ってるタイトルはあるんだけど、今夏暫定1位は『ジュラシック・ワールド』ですね、当たり前か。
 職場の人に「恐竜が大好きで! とくにトリケラトプスが!」と唾飛ばす勢いで説明したら「趣味が意味不明」と言われたわけだけど、まあ趣味に意味なんて求められても? みたいな? これだから無趣味のやつらとは話が合わねえゼ!!! プンプン!!!
 それはいいとして、『ジュラシック・ワールド』の何が一番良かったかっていうと、私は”思い切り”と”映像技術”だったと思うんですよね。
 映画だったら2時間かそこらのストーリーがあるわけで、話の内容に感動があれば脚本がよかったなあって思うし、役者の演技がよければ「クリプラ嫁にしてーなー」とか思うわけだけど(もちろんそれも思うんだけど)、しかし思い切りと映像技術がそのすべてを凌駕してしまってたんですよね。だから脚本にツッコミどころが満載でも、役者さんがちょっとどうなの? って思うアクションしても、そんなもんどうでもよくなる。そんなことより恐竜たちの動きの細かさとか画面の奥行きとかクライマックスの疾走感とか、そっちに見入ってしまう。
 ようするに、とにかく突っ走っていくデッカい車が映画、それを追いかけなきゃならないタクシードライバーが我々と考えて、たしかに速度は速いんだけど、運転うまいし道には迷わないから意外とついていけるじゃん!? むしろこの速度についていってる自分すごくね!? V8! V8!! イモータンジョー!!! みたいなかんじなのね、ジュラシックワールドは。(たとえがわかりやすすぎると思ってる)
 余計なことを考えさせない映画っていうのは、恐ろしくひたむきな勢いがあるんだけど、それだけでは押し切らず、技術もしっかり伴っている作品のことなんじゃねーのかと、『ジュラシック・ワールド』を観て感じました。
 
 そして、対抗馬となる邦画が『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』であると私は勝手に思っているんだけど、実はようやく先日観に行きまして。新鮮な記憶のうちに書き留めておこうと思ったので、今これ書いてます。
 みなさんご存知の通り、酷評の嵐であるこの映画。ここまでぶっ叩かれてるとどんだけ酷い有様なのか、この目で確認しなければ朝も起きれないのがこのワタクシ。性格の悪さは地域イチ。
 率直な感想は、「おおむね予想通り」って感じでした。つまり、面白くはなかった。
 ちなみに言っておくと、原作はコミック5巻目くらいで断念、アニメも3話くらいで断念してますので、作品についての思い入れはまったくと言っていいほどございません。設定を軽く知っている程度。キャラ改変とか全然どうも思ってませんので、その辺についての文句はなにもありません。
 んで、さきほど『ジュラシック~』は”思い切り”と”映像技術”だと申し上げましたが、『進撃~』に関しては、完全に”思い切り”のみで”映像技術”がないと言って差し支えないかと。
 じゃあどの辺が”思い切り”かというと、邦画の低予算とCG技術でこれをやっちまえという企画自体がすごいと思うんですわ。誰もが認める人気漫画ですから、話題性のあるうちにやっちまえという大人の声はよ~く聞こえるんだけども、しかしそれにしたって雑じゃありませんか、と。
 はっきり言って、脚本のレベルは『ジュラシック~』も『進撃~』も大差ないと思ってんですわ。どっちもそこまで登場人物に感情移入できないまま終わっちゃうし、ツッコミどころ多いし。でも、『ジュラシック~』は映像の部分がとにかく完成度が高かったから、脚本の甘さなんてもんはどうでもよかった。しかし『進撃~』は、脚本をカバーできるだけの映像が作れなかった。
 CG技術がハリウッドに劣ることくらい百も承知だからもうこの際しょうがないと諦めるけれど、私が一番嫌だったのは、途中途中で入る超超超超超チープな実写カット。なにあれ。ドキドキも興奮もぜ~~~んぶあれで消滅する。もったいないなんてもんじゃない。
 『ジュラシック・ワールド』の前、1作目の『ジュラシック・パーク』、実は全部CGってわけではなくて、2年がかりで動くティラノサウルスのロボットを作ってそれを使って撮影してるっていう話には驚かされる。あの当時にしては発達したCG技術を持っていても、マジモンのロボットを作る。予算があるからと言われればそれまでだけど、せめてこれから戦いに向かおうとするエレンたちが乗った車が走っていく道の映像くらい、ただの砂利道映すんじゃなくてセット作って撮影できなかったのかよ、と思うのだ。
 キャラを改変したことや世界観を壊したことが面白さを損ねているわけじゃない。こういう”雑さ”が、私は非常に気に食わなかった。
 グロ表現とか超大型巨人の登場シーンとか、最後の戦いのシーンとかは迫力あったしよかったと素直に思うんだけど、でも、「気に食わん」と思った記憶に上塗りできるだけの力は、全然なかった。映像技術で世界に劣るなら、脚本や細かい部分の作り込みでなんとか差をつけていくしかないのにね。
 これが今の邦画の力かと思うと、レイトショー終わりの夜道がやたらと虚しく感じたもんだよ。本当、世界は残酷だぜ。
 
 こうなったら後半も観に行きますけど、さとみの出番が増えなきゃやってらんねーなこりゃ。