冗談は顔だけのつもりだ

そうさ100%現実

【アイドル】SMAPライブに行ってきました 9/8東京ドーム

 今までいろんなオタクを見てきたが、ジャニオタほど他のオタクと『共有』することを重んじるオタクはいないと思う。

 一部では『同担拒否』とかいって、自分が好きな人物のファンを嫌う小難しい方々もいるが、基本的には楽しかったことや個人的に仕入れた情報を自分だけで留めずに他者に発信し、そして感情を共有したいファンが多いように思う。

 まず驚いたのは、雑誌やパンフレットの内容を共有するために個人でスキャナを持っているファンの多さである。私は自宅で印刷をするようなことがあまりないのでとても古いプリンターしか持っていない。今の時代スキャナつきのプリンターが主流だからなのかは知らないが、漫画家やイラストレーターが使うものというイメージがあったのでこれには驚いた。

 また、地方番組やBSなどにタレントが出た際には、ほぼリアルタイムでレポートが上がってくる。画面の写真つきで一言一句逃さず文章化し、ツイッターに続々と投稿されていく。関東圏の人間である私もそのツイートのおかげで、見ることができなかった番組も楽しむことができる。ありがたいことだ。

 

 そして誇るべきは、レポート能力の高さである。

 コンサートや舞台に行くと、席についてまずメモ帳を取り出すのだ。正直、最中に下を向いてメモをとることがいいことかどうかと訊かれれば、あまり良いことではないのは明確だ。最近ではステージ上のタレントからメモをとっているファンについての苦言があったりするようだし、決して褒められる行為ではない。だがこれも、ジャニオタならではの『共有』したい心からくるものなのだろう。

(個人的には隣の席の人がガリガリガリガリやってたら気になってしょうがないので、メモはほどほどに、とこの場を借りてお願いしたい……)

 一言一句、一挙一動を逃したくないという思いの強さがこの『メモをとる』という行為に表れているわけだが、コンサート・舞台終了後にはこれまた大量の『レポ』がツイッターやブログに投稿され、共有されていく。

 そのレポはどれも臨場感があり興奮があり、そして愛がある。文章がうまいとかうまくないとかそういうものではなく、「私はこんなの見たんです! すごくすごく嬉しい! 楽しい! 大好き!」という文章が読んでいて心地よいのだ。

 二次元のオタクの中でも『布教』とか言って自分の好きな作品を他者に勧めるファンの行為はよくあることだが、時に押し付けがましい場合がある。熱があってもコミュニケーションがうまいこと取れないとそうなるのだ。

 物事を楽しんでいる人の話を聞いていれば自然と興味がわいてくるものだ。ジャニオタは、自分が楽しんでる姿を見せるのが上手いのだろう。

 

 と、いうことで(?)去る9月8日、ついにSMAPのライブに行ってきた。コンサート会場を『現場』、自分が好きなアイドルを『自担』と言うのに最近慣れてきたばかりだが、5大ドームツアーに参加するとだいぶジャニオタとしての自覚がわいてくるものだ。極めつけは、物販に並びあの大きなうちわを買う。もうこれで私がイメージしていたジャニオタの完成である。ああ、ついに私もここまで成長したか。うふふふ。

 何を言っているのかと思うだろうが、コンサートに行くまで私はSMAPがこの世に存在することを信じていなかった。ということを、以前から家族でSMAPのコンサートに行っている友人に言ってみたところ、「私もいまだに信じてない」という回答だったので、コンサートへ行ったあとも疑いは晴れないままである。

 

 そんな疑りの中で書く文章を『レポ』と言うのは大変おこがましいので、以下に書くことはすべて思い出しメモである。

 

 

【9月8日 東京ドーム】

1.オープニング

 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ本物だあああああああああああああああああああああああああああああああああめっちゃ金かかってるうううううううううううううううううううううううううううううううううううううぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああたっくんの上裸ぎえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

 

2.Mr.S

 実は女性ダンサーさんがSMAPの衣装着て出てきてた! っていう演出についていけず、Aメロはずっと混乱状態。今回のアルバムの中で一番好きな曲なので、この時点でチケット代の元を取った気分に。

 中居さんは本当にピンクがよく似合う大天使であることを確認。

 

3.シャレオツ

4.やりたい放題

5.無我夢中のLIFE

 細かいことをまったく覚えていないが、吾郎さん生で見るとなんかツルツルキラキラしててすごいかわいかった。あと中居さんは大天使。

 

6.心の鏡

 客席の声の大きさで曲が決まる仕組みを理解しておらず、一生懸命「こころのかがみーーーーー」って叫んじゃう。でもMCで20年ぶりくらい? とか話していたので、これは昔からのファンの方嬉しかっただろうな~とほっこり。

 『ピッカピカ』とか歌っちゃう平均40歳のおじさん集団愛おしすぎかな。

 

7.さかさまの空

 きたーーーーーーーペンライト芸きたーーーーーーーーーーー!!!!! 嬉々として青に変える。とんでもない一体感。

 個人的にさかさまの空は振り付けがとっても好き。

 

8.KANSHAして

「タクヤが来るぞおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

(たっくんがトロッコでやってくるときに友達と叫んだその日の流行語)

 気持ちはかってる~のしんごはなんかもにょもにょ言ってて、「最年少とは言ってもあなたももういい大人」ってつっこみを入れた。大きな5歳児。

 

9.ココカラ

 後半のぽんつよちゃんソロのところでSMAP大集合。みんなしてぽんつよちゃんにマイクを向けてぎゅっとなる。意味不明。かわいいの大爆発。かわいいのノーベル平和賞

「いじょ~でぇ~す!」って歌っちゃうぽんつよちゃん。1から10まで全部がかわいい。萌え苦しい。このままでは殺されると悟る。

 

10.夜空ノムコウ

 自分たちの席の前でトロッコが停車し、そのまま花道で歌う。出だしの2TOPは毎回グッとくる。中居さんは大天使だった。

 

11.FLY

 ユースケサンタマリアさんいじりが始まる。つよぽん・しんごが主にしゃべってごろさんは「あんま絡みないよね~」とかストレートに言う。

 なかなか会話に入ってこない木村・中居に対してユースケさんが「全然しゃべらないねふたりは!?」

 そしたらしんごが「今日ふたり居ないんです」って言う。たっくんが椅子の上で体揺らして爆笑する。なんとも平和。

 

 客席からは「フライ!」「フライ!」「フライ!」という具合にFLY派圧倒的有利。ユースケさんがFLYを選んだ瞬間会場に悲鳴。しんご「今日一番盛り上がったよ」FLY過激派の勝利である。

 

 また5人でひとつのトロッコに乗って歌う。中居さんのソロが画面いっぱいに抜かれる。とんでもねえイケメン。そしてお歌が上手になってる。歌手だったんだ、天使かと思ってたからびっくり。

 

12.BANG!BANG!バカンス!

「バ~ンバ~ンバ~ンシュビドゥビドゥビドゥッビバッカ~ンス」

 の部分を中居さんが

「ば~んば~んば~んしゅびどぅびどぅ○△□※☆◎ばっば~~~ん!!!」

 と、わざわざひらがなに変換して歌う。どうにかなるかと思った。このかわいさを適切に表現できる語彙を私は持っていない。お手上げである。

 ひらがな変換が気に入ったらしく、最後までやる。なんだこの生き物は。殺されるとまた悟る。

 

13.Amazing Discovery

 PV衣装風のプリントが施されたTシャツを着用。なんだそれーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!? AD衣装好きなので本物が見れずショックを受ける。

 コンサートでは衣装を見るのも楽しみなので、これはちょっと悲しみを引きずりそうである。が、中居さんのワキワキダンスはかわいさの大暴走だった。

 

14.DaDaDaDa

 その前にMC。とにかく2TOPがバンバンしゃべる。何話してたかまったく覚えてないくらいの衝撃を与える。本当に何も思い出せない。超ナチュラルにしゃべる。27時間テレビの偉大さを改めて実感する。

 

 次のDaDaDaDaへつなぎたいごろさんとぽんつよちゃんが語尾に「Yo!」とかつけ始める。が、度々他の3人に進行を阻まれてなかなか先に行かない。困る2人、遊ぶ2人、そしてまじで話しに入ってくるたっくん。いいよ君なにしてもかっこいいから大丈夫。

 

 交互にダンスするところ、ぽんつよちゃんのキレッキレダンスとごろさんのソフトダンスに個性が出てて、大変かわいいデュエット。まさにロハス

 

15.SKINAIRO

 四方八方からしんごを呼ぶ声。「シンゴー!」「シンゴー!」「シンゴー!」呼ばれて出てきたしんごは派手派手セットアップに金色のごっついスニーカーに警察官みたいな帽子にでっかいアクセサリー。全部私物だということを後々知ったが、最後に出てきた黒いウサギの正体もそのとき知る。

 しんごの闇の深さがすごい。飲み込まれたらたぶん私も「シンゴー!」って叫びだしちゃうンゴ。

 

16.Battery

 待ってましたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!この曲を聴くために来ましたーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 曲前に映像があって、全員が殺されるっていう内容だったんだけど最後に全員の体がドット状になってどこかに転送される……? みたいなとこまで見て「次Battery来る」ってすぐわかったBattery超過激派。すぐさまペンラを赤に変える。

 

 どこからくるのやら~と思ったらメインモニターの上からあらわれて、絶対王者の風格で息が詰まる。

 いつもの青衣装ではなく、ハンドタオルと同じ配色の黄色地に黒で「Mr.S」と書かれた生地の衣装。キラキラしてたから生地の上からスパンコールたたいたのかな~。もちろん5人別型。SMAP衣装班の仕事の速さには脱帽です。

 

 リミックスバージョンのほうで、まあかっこいい。とにかくかっこいい。さびに向かってジワジワ盛り上がっていく感じがリミックスバージョンの非常に熱いところ。

 英語全然しゃべれないけど空耳で歌詞全部歌えるから歌う。「Battery!!!」だけ自信満々。

 

17.ダイナマイト

18.$10

 Batteryにあわせたリミックスバージョン。震えるほどかっこいい。

 今までのコンサートでもそうだけど、昔の曲をコンサート用にリミックスした曲を集めたアルバム作ってくれたらすげー売れると思うんですけど、そこんとこどうなんでしょうねビ○ターさん。

 

19.Mistake!

20.The Future

 細かいことをまったく覚えていないが、中居さんは大天使。

 

21.Crazy Five

 木村「な~~~~~~~~~~~んざ~~~~~~~~~~~~~んしょ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!」

 客席「な~~~~~~~~~~~んざ~~~~~~~~~~~~~んしょ~~~~~~~~~~~~~~~?????????????」

 

22.Yes We Are

 もはやごろさんオンステージ。癒しの美声。

 

23.One Chance!

 木村拓哉は国民の彼氏。惚れない人などこの世にはいない。

 

24.よわいとこ

 ごろさんの癒しの美声とたっくんの情熱の舞。たっくんのガウンが踊るたびにブワッ動いてとんでもなくかっこいい。

 

25.好きよ

 今回のアルバムの中で2番目に好きな曲。むしろSMAPの歴代バラードの中でもかなり上位に食い込む大好きな曲。

 女性目線の歌詞はもれなく切ない気持ちになるし、ぽんつよちゃんパートの「あなたが似合うと言ってた スカートでめかしこんでくから」っていう歌詞が大好き。

 語呂の関係だとは思うけど、「めかしこんでく」って若い子が言う言葉じゃないからなんか彼らが歌うのすごくしっくりくるなあ、と。

 あとはもちろん最後の中居さんパートのボリューム。本当にありがとうございます。初めて聴いたとき何度も「好きよ」って言ってることにまず衝撃。レコーディング前絶対「俺が歌うのここ?」とか訊いてただろうな、天使だな。

 

 あとは衣装がすばらしい。しんごが緑、ロハスが青、2TOPがピンクでおそろい。ここでも衣装班には大いに感謝である。背中全部ファーだった……毛皮巻いたり、作るのも大変だけど手入れがとにかく大変だろうなって思いながらありがたく見てます。

 

26.オレンジ

27.ハロー

28.世界にひとつだけの花

 バラードの流れ。ハローでご本家出てきてびっくりしたけど、キティさんに絡んでいく中居さんがくっそかわいくてそっちのほうがびっくり。

 

29.Dramatic Starlight

 千鳥格子のロングコートかっこいいよごろさん!!! ソフトダンスでもすっごくかっこいいよ!!! ごろさんのダンスに負けちゃうよう!!!

 最後に4人バックにつけて踊るごろさんはとっても覇王オーラあった。勝てる気がしない。てかロングコート着てるSMAPの覇王オーラハンパねえ。

 

30.拳の世界

 これやらないかと思ってたのでうれしいーーーーーーー!!!!! やはりかっこいい。カップリングにするのはもったいないくらいの良曲。

 

31.アマノジャク

 ずっとユニゾンでかわいい。あと映像がなんかかわいい感じだったんだがよく見なかったので円盤に期待。

 

32.青いイナズマ

 トロッコだったかな? 覚えてないけど中居さんは大天使。

 

33.Top Of The World

 これは盛り上がった~!!! 火がバンバン出てた。

 最後の「Oh~Oh~Oh~」がオリジナルより長くアレンジされてて、そこで5人がサブステからメンステに向かってくんだけど、拳を突き上げて歩いていくのとんでもないオーラだった。

 そのときだけアイドルのコンサートだってことをさっぱり忘れてた。完全にフェスの一場面だった。(フェス行ったことない)

 

 メインモニターの上に帰って行く演出のあとにヘリコプターで連れ去られてくSMAPが映って本編終了。あっさり「Fin」が出てどっと悲しみが押し寄せる。ああ、終わっちゃう、ってこのとき初めて実感する。いつまでも続きそうな雰囲気だったから……

 

34.藍色のGANG

 Bメロあたりからスタンドからマイクをはずして前に出て行くんだけど、ぽんつよちゃん本人はギターを持っているのでマイクを持てず、どうしたかというと周りのお姉さん方に持ってもらうという介護のような光景に。

 君はまだバック転をしなきゃならないんだから、介護はまだ先だぞ!!!

 それにしても周りのお姉さんたちとてもかわいかった。

 

35.Joy!!

 楽しいな! とにかく楽しい曲だ! 思いのほか客席がダンス踊れててうおおおってなる。こういうちょっとしたとこで一体感だしてくるスマオタのみなさんすごいなあ。

 

36.オリジナルスマイル

37.SHAKE

 もう楽しすぎてこの辺なにも覚えてない。けど、ラッキーさんとまったく絡まなかった中居さんが、青年を一人だけステージに残してコソコソ話す。何かと思ったら青年が「SMAPさいこーーーーーーー!!!!!!!」大爆笑。それ言わせるなよ。愛くるしすぎる中居さん。

 

38.らいおんハート

 ここでらいハぶっこんでくるセトリすげええええと思う。盛り上がったりしっとりしたり、非常に忙しい。

 サブステにずらっと5人が並んでダンスするところ本当かっこよかった。照明とか含めて全部が彼らを引き立てる要素になってて、言い方は変かもしれないけど「こなれてるな~」っていう感想。スタッフさんもかっこいいSMAPが見たいんだな~って。

 

39.俺たちに明日はある

40.ビートフルデイ

 あーーーーーーーー楽しい!!!!!

「てきとーのーてーときーととーてときとてーときーととー」

 ここの振り付けが大きく開いた手を左右にふりふりするのとてつもなくかわいかった。顔で笑って心で感涙流してた。あっぱれ!!!

 

41.ありがとう

「こちらこそ!!!!!!!!」

 

 いつになったらジャニオタのような素敵なレポがかけるようになるだろうか……

 

 今後の予定として、札幌福岡に行くことになっているが、もちろん大阪名古屋にも行きたい気持ちはある。

 なので、まとめはまた今度にして、今は飛行機のチケットをとることとご当地おせんべいを買うことに集中したいと思います。