冗談は顔だけのつもりだ

そうさ100%現実

【テレビ】長門朱里が憑依してしんどい&花井京谷がクソすぎて無理「 #獣になれない私たち 」第2話

 見ましたか? 「けもなれ」2話。

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 忠誠心強めのオタクなので、1話からリアルタイムで見てますよ。だって昔から好きな松田龍平さんと、今私の中でもっともホットな田中圭さんが共演してるんですよ。これはもう、すなわち私のためのドラマ。日テレへの感謝を込めて、毎週水曜日は早めに帰ってますよ。

 そんな私が2話を見たあとにしてるTwitter、ちょっと見ていただいてもいいですか?

※発狂しすぎて誤字ってるこの臨場感よ

「花井はクソ」しか言ってねえな?????

 

 いや、前述のツイートにもありますけど、ワタクシすでに1話の時点で「なんか好きになれないキャラだな、花井」と思ってたんですよ。たまたま店に居合わせた呉羽さんの服装をdisってたじゃないですか、無意識に。それで「あ〜、こういう系ね……」みたいな、さっそく苦手意識がついてたんですけど、「とはいえ1話だから、まだわかんないから」つって、2話を楽しみにしてたんですよ。そしたらこの有様よ。花井はクソ。もう「京谷さんかっこいい♡」みたいなマインドは2話で完全に死んだ。

 そんでさ、「花井はクソ」って思いながらとりあえず寝て、起きたら「キスシーンにキュン!」「美しすぎるキスシーン!」「切ないラブストーリーに反響!」みたいなネットニュースがさあ………………

正気か!?!?!?!?!?!?!?!?

頭打ったんかお前ら!?!?!?!?!?!?!?!?

 どう考えても「花井京谷がクソすぎる! 田中圭の皮をかぶった悪魔!」「花井京谷ふざけんな! 賞味期限切れの牛乳飲んで腹を下せ!」みたいなネットニュースが出るべきだろ??? 「キスシーンにキュン!」とか正気かよ??? と思ってるんですよ。

 

 なんでこんなにクソクソ言ってんのか説明するとだな、花井っつうのは主人公・晶の彼氏なんですよ。でも、花井の家には元カノの朱里が、なんと別れてから4年間もずっと住み着いてるわけ。要するに、花井は彼女がいるのに、元カノと一緒に住んでんの。もうこの時点でクソヤバ男じゃん? でもまあ、これには理由があるだろうと、まだ花井には同情の余地があるはずだと、1話を見た私はそう思ってたんですよ。

 ところが2話、晶と花井の馴れ初めが明かされるんですわ。これがクソ&クソ。2人はもともと同じ会社で働いてて、晶は派遣社員、花井は社員として働いてた。晶はこの時から仕事ができる人で、花井はそんな晶を頼りにしてて、そして2人はいつしかお互いの彼氏・彼女の愚痴を言い合うような関係になるのよ。

 仕事終わって2人で飲みながら、「私の彼氏、またバイトやめちゃって……」とか、「俺の彼女も仕事探さなくてさ……」とかそういう会話をすんの。仕事ができる晶と花井は、それぞれ働かない彼氏・彼女がいるらしいのよ。「仕事が息抜きだよ」とか言っちゃってさあ。まあまあ、あるよ。100%彼氏・彼女が好きってこともないだろうし、仕事で信頼してる人に愚痴をこぼすこともあるだろうよ。でももう、だんだん「あ、こいつら仕事上の関係だけじゃないな」みたいな雰囲気が漂ってくるのよ。

 そんなこんなしてるうちに、晶の契約が終了。「次は正社員で働くことになりました」つって旅立っていくんだけど、晶の送別会で花井がついに動く。1人で帰ろうとする晶を花井が引き止めんのよ、「さっき全然しゃべれなかったから」とか言って。そんで2人はカフェに行って、「子供のころなになりたかった?」とかたわいもない会話をすんのよ。は〜、いいカップルだね〜と思うじゃん? でも多分、2人ともこの時、彼氏・彼女がいんのよ。わざとらしく時計をチラチラ見てさ、店員に「すみません、もう閉店なんで」って声かけられるまで店にいたわけ。で、外に出て雨が降ってきて、「電車で帰ろうかな」「送ってくよ」みたいな会話してたら、なんかアレな雰囲気になってきて、花井から晶にキスして、そんで2人で雨の中傘もささずにどこかに走って消えて行く……。

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………………(クソデカため息)

  まあね、あるよ。お互い彼氏・彼女に不満があるときに、信頼できる人に出会っちゃったんだもん、絶対好きにならないとは言えないよ。実際めちゃくちゃリアルな話だと思う。でもね、なんで私がこんなに花井をクソクソ言ってんのかというと、朱里が置かれてる立場が、陰キャの女から見ててツラすぎるからなのよ。

 

  そもそも朱里はなんでずっと花井の家に住み着いてんのかというと、「花井がいいって言ったから」なんですよ。くわしいことは2話だとまだわかんないけど、朱里はなにやら花井と同じ会社で働いてたんだけど、精神的にアカン状態になったみたいなのよ。でも、仕事を辞めたらお金もないし、家賃すら払えない。そんな時、花井に「仕事辞めて俺の家にきたら? 仕事はゆっくり探せばいいし」てなことを言われて、彼の家に住むことになったらしいのよ。これだけ聞けば普通に優しい彼氏だし、普通に花井いいやつなんだけど、騙されちゃいけないのは、家に彼女(しかも精神的にアレな状態)がいながら、いい感じになった女(晶)と飲みに行って、ほろ酔いで帰ってきたらどう思う、っていう。しかも送別会の日、お前らどうせ朝帰ったんだろ?

 まあ、普通に浮気じゃないっすか、コレ。不倫・浮気に厳しいこのご時世、私も例に漏れず「う〜ん……」みたいな、スッキリしない気持ちなのよ、この展開は。で、さらになにがいやかって、朱里から見て彼氏を取った女が、「仕事ができて、彼氏が頼りにしてる女」ってのが、コンプレックスメッタ刺しすぎて、本当に最悪なんですよ。朱里はなにか理由があって仕事がうまくいかなくて、精神的に参ってしまった。そんな朱里を花井は助けたんだけど、結局花井は仕事をしない朱里の愚痴を言い、仕事ができる女に惚れてしまったと。

 朱里と花井は“合意の上で”別れたという感じだったけど、とはいえ朱里の立場を考えると、ちょっとキツすぎませんかね、これ? 「家に来い(=仕事やめろ)なんて言わなきゃよかったのに」みたいなことを2話で朱里が言うんだけど、それに対して花井はさ、「仕事やめろって言ったのは、あの時お前がツラそうだったから……」とか言うわけ。この時私はね、花井にキレましたね。なんで朱里が悪いみたいな論調で語るんだよ、と。「俺はお前に優しくしてやったのに、お前はその優しさに甘えてるだけだろ」とでも言いたそうな、花井のクソっぷり。ここに1ミリたりとも優しさなんて感じませんでしたけどね、私は。

 結局花井は自分がかわいい。自分を守るために、自分の満足のために“甘やかしてる”んですよ。朱里を住まわせてるって晶に明かした時、「尊敬する」って言われて喜んだんだろ? 自分が蒔いたタネにも関わらず、「朱里さえいなければ晶とうまくいってる」とか思ってるんだろ? そんな男にしか見えなくて、花井を好きになれる要素がこの瞬間全部消えました(ただし、顔はめっちゃ好き)。

 

 もちろん、4年間も元カレの家に居座れる朱里の精神もだいぶヤバイと思うし、いい加減仕事見つけて出てってくれよと思うし、ゲームばっかりしてる姿を見てるとイライラはする。だけど、花井母から「あの子とは気が合わない」と言われ、仕事もうまくいかず、自分を救ってくれたはずの彼氏には浮気され、挙句の果てに家から出ていけと言われる。今や朱里の味方は誰もいないんですよ。そりゃおかしくなるよなと、2話を見て完全に朱里の味方になってしまったんですよね。私、こういう不幸な女がドラマに出てくると、自然と自分に憑依してしまうんですよ、陰キャなんで。「一目惚れはしない」と言いつつ、なんだかんだ次から次へと男を乗り換えるような陽キャな晶にも、晶を選んだ花井にも、朱里や私みたいな陰キャの気持ちなんてわかんないんすよ。悲しいっすね。悲しいっすよ、私は。

 

 ここまで4000字近く使って「けもなれのキャラクターはどれほどクソか」を語ったあとに言うのもなんですけど、2話目ですでに4000字も語れるほど感情を揺さぶられ、キャラクターに同情するほど物語に入り込んでしまう、よくできたドラマだってことですからね。めちゃくちゃ褒めてますからね!?!?!?

 1話完結・問題が絶対解決するシンプルなドラマが好まれる傾向にありますけど、私はやっぱり「けもなれ」みたいな、悶々とキャラクターの背景を考察し、今後の展開をああでもない、こうでもないと考えてしまう、余白と奥行きのある作品が好きなんですよね。だから朱里が憑依してしんどくても、「花井はクソ」とツイートしながら、3話以降もちゃんとリアルタイムで見るよってことです。

 見逃した方は「けもなれ」公式サイトから動画配信サイトに飛ぶか、「TVer」でも見られるので、ぜひ見てください。そして陰キャのみなさまは、私と一緒に花井を呪いましょう。

 

 

 

追伸

 ここまで私が花井を嫌いになれるのは、すべて田中圭さんの演技力のすばらしさゆえですので!!!!!!!!!!! 田中さんのオタクのみなさん、怒らないでね!!!!!!!!!!!!!!!!

【映画】現代人の“教材”にもなるジャンルごった煮エンタメ映画「 #スマホを落としただけなのに 」

 去る10月8日、都内で行われた「スマホを落としただけなのに」完成披露試写会に参加してまいりました。応募数1万1千人に対して当選者は300人だったと聞いて、「向こう5年分ぐらいの運を使ったな」と思いました。しばらくは宝くじ買っても当たらないだろうから、マジメに働こうな、私。

 そんな「しばらく宝くじ買っても当たんない300人」に託された使命といえば、全国公開の11月2日までにこの映画をいろんな人にオススメして、劇場に足を運ぶ人を増やすこと、そして「スマホ落としたことないから大丈夫!」「スマホ落としても戻ってきたから問題ないでしょ?」とか言ってる人を怖い目に合わせることですよね?(私が勝手に決めました)

 つうことで、以下初見の感想をつらつらと書いていきやす。(ネタバレには極力配慮しますが、気になる人は読むの控えてね! どうか自己責任でね!)

 

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【ひとりごと】「私の意見を推しに聞いてほしい」というオタクの思考が1mmも理解できなくて、秋

 「やさしい」と「おせっかい」は違うし、「アドバイス」と「リクエスト」も違う。他人に対してなにか意見する時、「やさしいアドバイス」は有り難がられるだろうけど、「おせっかいなアドバイス」とか「やさしいリクエスト」は、必ずしも有難いとは感じられないと思う。自分がこれらをもらったら、と考えれば、少なくとも私は、「おせっかいなアドバイス」も「やさしいリクエスト」もうれしくない。

 なんでこんな話をしてるかというと、オタクは「おせっかいなアドバイス」とか「やさしいリクエスト」を「やさしいアドバイス」だと勘違いしている節があると感じたからだ。「おせっかいなアドバイス」や「やさしいリクエスト」をしたことで優越感に浸ったオタクたちは、知らずのうちに界隈に大嵐を呼び込み、それでいて被害者ぶる。ああ、迷惑。台風の次ぐらいに迷惑。早く温帯低気圧になって消えておくれ。

 

 まずもって、“好き”で応援しているはずのコンテンツや推しに「アドバイス」したくなった時点で、純粋な“好き”から一歩遠ざかってしまったことを自覚してほしい。100%好きで楽しかったら、「こうしたほうが良いのでは?」という考えはなかなか浮かんでこないはず。自分の中になにか納得いかないことが起こったとき、人はまず、相手のことを思って「アドバイス」という方法で意見をしたくなる。

 ただ、コンテンツや推しはあなただけのものではない。あなたが感じた不満を、たとえ「やさしいアドバイス」の形で伝えたとしても、思い通りにしてくれる可能性は限りなくゼロに近いと思った方がいい。なぜかといえば、それは“ビジネス”だからだ。アイドルだって俳優だってアーティストだってアニメだってマンガだってゲームだって、全部コンテンツを作って金を儲ける“ビジネス”。あなたの気持ちに寄り添ってくれる慈善事業じゃない。金を生むプロと芸事や技術のプロが集まって考えた“ビジネス”だ。

 市場が大きくなれば大きくなるほど、オタク一個人の意見など聞いてくれない。そりゃ当たり前だ。大人数を相手にしないと、ビジネスは成り立たない。1人1人の意見を聞いて改善して……を続けていたら、あなたは満足するかもしれないが、ビジネスは停滞してしまう。長い期間金を生まない状態が続けば、コンテンツは簡単に消えて無くなる。

 

 だけど、物分かりの悪いオタクってのは、この世に掃いて捨てるほどいる。自分の推しが、自分の好きなゲーム会社が、自分の意見を聞き入れてくれると信じて疑わないオタクは、「もっとこうすればよくなるのに、どうしてそれをしようとしないのか?」と、自分の思い通りに動くよう「リクエスト」をし始める。もう「アドバイス」ではない。衰退している(ように見えている)コンテンツの心配をしているフリをして、「自分がこうしてほしい」と主張するだけの、自分のための「リクエスト」だ。「わがまま」と言ってもいいかもしれない。

 この時点で、100%の“好き”でなくなっていることは確実。もちろん、常に100%好きでいろと言っているわけじゃないし、そんなことは無理だと思う。けど、“気に入らない”という思いが濃くなっているコンテンツに時間と金を使うことが、オタクとして幸せなのかというと、私は絶対にそう思わない。たとえ“気に入らない”ことがあっても、雑誌のグラビアが好みだったり、ブログが更新されたり、そういう小さいことで“好き”の濃度が上回れば、オタクとしてはまだ健康。現場に行っても楽しめなかったり、一挙一動に目を光らせないと不安だったり、そうなってしまったら、はっきり言ってオタクとしては潮時だ。

 

 「潮時」だと感じた時に勘違いしちゃいけないのは、そう感じた時点で、あなたが好きだったコンテンツからは、すでに相手にされていないということだ。「こうしてほしい」という思いが伝わらなかった時、あなたはすでにコンテンツの顧客ではない。あなたがコンテンツを見切る前に、コンテンツから見切られていることに気が付いてほしい。相手にされなくて当然だ。

 何度も言うが、アイドルだって俳優だってアーティストだってアニメだってマンガだってゲームだって、全部コンテンツを作って金を儲ける“ビジネス”だ。行き過ぎてもはやアンチと化したオタクのご機嫌を取るよりも、新しい顧客を取り入れていったほうがコスパがいい。「おせっかい」で「リクエスト」しかしないオタクよりも、ニコニコしながら金を落とすオタクを大切にしたいのは、どこの界隈だって同じはずだ。

 オタクは義務じゃない。あなたがオタクを辞めたって、残念ながら推しは仕事を辞めないし、コンテンツはこれからも続いていく。「しんどい」「つらい」という被害者意識に酔ってるオタク、本当にカッコわるいよ。「オタクが甘いから推しが成長しない」と嘆いているオタク、それならそれでいいじゃない? 成長しない推しと“お花畑”なオタクが一緒に倒れていくところを見たら、きっとあなたの気持ちも晴れるよ。時間と金は有限なんだから、嫌なことを続ける必要なんてない。解放されていいんだよ。

 

 そしてコンテンツを純粋に楽しんでいるオタクたちは、顧客ではないオタクに気を揉む必要はない。彼らがなにを言おうと、すでに関係ないことだから。マイナス意見を見聞きして落ち込んだら、アンチの思うツボ。我々の時間と金だって有限なんだから、彼らに目を向けるヒマがあったら、推しに貢ぐためによく働き、チケット運を上げるために徳を積み、現場のために自分を手入れしたほうが、よっぽどいいオタク人生になるでしょ? 私たちは争う必要などない。それぞれ別の場所で生きればいいだけの、簡単な話。

 

 オタクのいいところって、好きなものを自由に選んで楽しめるところだと思ってるので、これからもその時の自分の気持ちに正直に、推したいものを推し、手を引く時は静かに潔く。そういうオタクでありたいと思った、秋の夜長です。(現在午前3時)(これはもう朝だね)

【俳優】クソミーハーが #田中圭 さんのオタクになって驚いたことを7個言う

 なにかにハマる度ブログでご報告してまいりましたが、わたくしクソミーハー、またしても新しい界隈に足を踏み入れてしまいました。

俳優・田中圭さんのオタクになりました。

 オタクとしての間口が広すぎて、間口という概念が消えている。もう私は広場。来るもの拒まなすぎる。

 

 いや、もともと好きな俳優さんは結構いて、松田龍平さん・瑛太さん・オダギリジョーさん・永山絢斗さん・長谷川博己さん・西島秀俊さんなどなど、これまた来るもの拒まずいろんな方を応援してはいるのですが、「この人のオタクだな、私」という感じではなくて。もっと率直に言うと、「この人にお金を振り込みたいな」という気持ちまでは行かなかったんですよね。オタクって結局、対象のために金払えるか否かみたいなことじゃないですか。

 それがまあ、田中さんのオタクになってからというもの、財布のヒモがガバガバよ。てか、財布のヒモ奪われたっぽい。締めようと思ったところでヒモがねえんだわ。オタク、圧倒的無力。

 

 SMAP、ジャニーズ、お笑い、二次元、eスポーツといろんな界隈を渡り歩いて来たんだけど(なお、濃淡あれどすべて継続中)、俳優のオタクという新しい界隈に足を踏み入れて、また新鮮な驚きや刺激を得たので、下記にてまとめさせておくんなまし。

 

①ずっと顔がいい

 これ。田中圭はずっと顔がいい。24時間365日顔がいい。

 まあだいたい察しはつくだろうけど、「おっさんずラブ」を見て田中さんにハマりました。「おさラブ」出の田中オタは永久新規と肝に命じ、今後のオタク人生歩んで行きます、はい。

 これを言っても誰も信じてくれないだろうけど、最初「おっさんずラブ」見るつもりあんまなくて。年季の入った腐なもので、直球で来られると「そうじゃないんだよな〜(ドヤ顔)」ってなるじゃないっすか。それっぽい2人を引っ掴んで脳内で新しい世界を作り出すのが、我々の使命じゃないですか。だから最初はむしろ回避する予定だったんですけど、でも、正直かなり気になってはいて。

 そんで結局、放送が始まる前に公式サイトとか見たんですよ。これが運の尽き。

「ちょっと待って、めっちゃ好みの顔いる」

 と気がついてしまったんですよね。「主演俳優の顔、あまりにも好みすぎるぞ」という衝撃。テレビっ子なのでドラマもまあ見てるし、映画も好きなのでよく見てるけど、私、こんな好みド直球な顔の俳優知らんぞ、となりまして。

 ……これは余談なんですけど、田中さんのオタクになったことを友人に話したところ、「なんで今さら?」「あれにもこれにも出てるじゃん」「ずっと昔からいるじゃん」と散々言われましてね、ええ。こっちだってもっと早く知りたかったよ! と思いつつ、ミーハー力の足りなさを痛感しました。実際、過去の出演作を確認すると、普通に見てたドラマいくつかあって、「お前の目は節穴か?」と自分を呪いましたよね。はあ……悔しいです!!!!!

 

 つうわけでまず、連ドラ放送前に単発「おっさんずラブ」を見ました。「そうじゃないんだよな〜(ドヤ顔)」とかイキってた腐のプライド、どこへやら。もちろん動いてもずっと顔がよく、コロコロと表情が変わるコミカルな演技が非常に魅力的だなと思って、気がついたら普通に楽しく単発ドラマを見ておりました。プライドの高さ激低でよかったね私。

 春田という愛らしいキャラクターも相まって、連ドラで「もう普通には戻れません」状態になり、当然「おっさんずラブ」が終わったあともずっと顔がいいことは変わらず、よって田中さんのオタクになろうと腹を括ったわけであります。

  そんでさ、顔が好みだとだいたい全部のことが肯定できちゃうということを学びましたよね。例えばクソつまんないドラマに出演したとしても(念のため言っておくと、「ケンカツ」はおもしろく見てます)、田中さんの顔がいいことは変わんないわけで、そしたらそれだけでドラマを見る理由になっちゃうじゃないですか。雑誌だって全買いがデフォになるし、そりゃあ財布のヒモもなくなるわ。

 ちなみに言うと顔だけじゃなく、体型もめっちゃ好みなんで、もう、外見で否定できる要素がない。私、今、田中圭に完全降伏状態。「生きてるだけで最高画質の新規絵」なのは、本当に“存在が罪”だなと思います。(作文)

 

②露出が途切れない 

 勘違いしちゃいけないのは、「おっさんずラブ」があってもなくても、田中さんマジでずっと途切れず作品に出続けているということ。「おさラブ」が終わってすぐ、田中さんの18番・不倫男を演じた「ダブル・ファンタジー」、そしてすぐに夏期ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」、9月からは舞台「サメと泳ぐ」、11月には映画「スマホを落としただけなのに」が公開、そして来年に映画「美人が婚活してみたら」の公開が控えてる、という。

 もちろん、「おさラブ」直後の仕事は全部「おさラブ」前に決まっていたわけで、“ブレイク”みたいなものは一切関係なく、ナチュラルにこの仕事量なんですよね。関係ないっつうか、キャスティングした時点では誰もこんなことになるとは思っていなかったという。田中さんのインタビューで「カンテレの人めっちゃ喜んでる」みたいなこと言ってたけど、そら大喜びしちゃうよね。

  すでに決まってた仕事の上に、今はブレイクに乗っかった雑誌やバラエティ、そして「これ俳優の仕事か?」みたいな営業とかもあり、本当にずっとメディアに露出し続ける。しかも毎度新しい役柄で現れるもんだから、飽きてる暇がない。毎日なんか新しいことが起こる、恐ろしいコンテンツだと感じております。

 

SNSとの距離感がちょうどいい

 ジャニーズのオタクなもので、やっぱこの件については新鮮な驚きがいろいろとある。ドラマの公式SNSにバンバン写真が上がるのは供給過多でアップアップになりそうだけど、やっぱ盛り上がっていいよねえ。「元気でやってるかな……」と想いを馳せると、リアルタイムで撮影現場の写真が上がってくるので、「元気でなにより!!! 今日も顔がいい!!! 飯がうまい!!! 世界が輝いてる!!!」と喜べる。顔が好きだと写真一枚でハイになれるので、非常にコスパがいいです。

 その一方、自分はタレントのプライベートだったり、仕事の領域の外を出た発言に一切興味がないオタクなので、好きな人ほど絶対にSNSやってほしくないという、自分勝手な気持ちがあって。

 なんというか、プライベートな写真って、どうしてもオタクの探究心を掻き立ててしまうじゃないですか。例えば持ち物が特定されたり、背景に映った場所が特定されたり、発信してくれたこと以上の情報を得てしまうことが珍しくない。ああいうのも正直、ちょっと後ろめたくなってしまうんですよね。そういう気持ちになりたくないのも、私が好きな人にSNSをやってほしくない理由のひとつだったりします。

 そんで、田中さんはTwitterInstagramもやってなくて(ついでに言うと、奥さんもやってないはず)、個人の言葉を発信するツールは有料会員向けのブログのみ。個人のSNSは個人のものだけど、有料ブログはどちらかというと仕事の領域じゃないですか。だから私にとって、ちょうどいい距離感でSNSを使ってくれてるので、非常にありがたいのです。

 あとここからは私のひねくれた性格が出まくった見解なんですけど、SNSってめちゃくちゃその人の自己顕示欲が見えちゃうじゃないですか。私、これがマジで苦手で。内に秘めた炎を燃やしながら「売れたい」と言って、仕事で見せてくれる田中さんの姿勢がとても好きなので、なんつうか、頼むから今後も絶対にSNSやらないでね!!!!! という気持ちであります。

 

④ブログの更新がマメ&内容がおもしろい

 「田中圭MOBILE」というサイトに月額324円払って登録すると、田中さんが書いたブログが読めます。SNSをやっていないので、本人がつづる近況が読めるのはここだけ。あと、スタッフさんのブログもある。本人の更新がなくてもスタッフさんのブログで近況や新しいお仕事が知れたりするので、スタブロ制度はめっちゃありがたいなと思っているところです。他にも動画とか待受画像とかいろんなコンテンツがあるので、登録しない選択肢はないであろう、なあ?(圧力)

 すごいのは、まさに今多忙を極める中でも、コンスタントに長文をガシガシ更新してくれるんですわ。写真集にも長文の「あとがき」を書いたりしてるので、文章書くこと自体が好きなんだろうなと思うけど、それにしてもマメすぎる。

 しかも、なんかブログ読んでるっていうよりは、“話しかけられてる”みたいな感覚になる文章なんですよね。だからどんなに長文でも読むのが苦じゃないと言うか、むしろ何度も読んでしまう。あとなんか、近況がいつも楽しそうなので、こっちもうれしくなっちゃうよね。「ああ、今日も平和に暮らしてるな」ということがわかると、オタクも元気になるってもんです。

 

 あと、あんまり詳細は書けないけど、ブログ読んでて驚いたことがあってだな。ある日更新されたブログに、間違った単語の使い方をしてる一文があったんですよ。その時はまあ「こんなこともあるよな。てか、アップする前にマネージャーさんとか確認しないんだな」と思った程度だったんだけど、翌日、「やっべ〜間違っちゃった!」って反省するブログが更新されたんですよ。しかもその間違いに気がついた理由が、圭モバの会員から送られてきた「ファンメール」に書いてあったからっていうもんだから、私、震えちゃって震えちゃって。

 もちろん、メールの内容を本人が直接確認したか、マネージャーが確認して本人に教えたのかはわからないけど、どっちにしても、毎日ファンメを確認してるっぽいことが発覚しちゃったじゃないですか。オタクとこんなリアルタイムでコミュニケーションとってくれる人がこの世にいるんだな……と、これは本当に驚きました。直接話すことは絶対になくても、ブログを通してこうやってやりとりしようとしてくれてるのは、ちょっと感動もんだよね。これは好きになっちゃうよな〜と、妙に納得した一件でした。

 

⑤結構なんでもしゃべっちゃう

 芸能人って大抵「事務所的にNGなんで〜」っつうお決まりのアレあるじゃないですか。これって、タレントのイメージとか事務所が売り出したい方向性とかを守るために言う必要があると思うんだけど、田中さんには「事務所NG」がないのか? と錯覚するほど、インタビューとかでなんでもしゃべっちゃう印象がある。奥さんとお子さんのことは別に印象悪くなるようなことじゃないから他の俳優さんでも話すだろうけど、競馬とか麻雀とか、うっかりすると社会的に変な目で見られそうな趣味まで公にして、そして仕事にしちゃうという「なんでもアリ」っぷりには驚きました。

 これもブログの話になっちゃうんだけど、更新に間が空いた時とか、いきなり「ごめ〜ん、なんか筆が乗らなくてさ〜」みたいなこと言うんですよ。いや、そこは「仕事が忙しくて書けなかったよ〜」とか言えばいいじゃん??? タレント的模範解答は無数にあるのに、それを書かない潔さよ。「有料なのにね〜ごめ〜ん」みたいなことも書いてあって、そんなん言われたら「許す!!!!!」ってなるじゃん……! ズルいだろ……!!!!!

 

 雑誌のインタビューがすごく多い今、“ブレイク”について聞かれることがよくあって。もう毎回「自分はなにも変わってない」と言い続けてるんだけど、それと同時に「あんまり注目されすぎてもね……週刊誌に追いかけられてもいやだし」みたいなことも言っちゃう。あの「週刊文春」にインタビュー記事が掲載された時は、「文春って聞くと身構えちゃいますよね〜」みたいなことも言ってた。“撮られる”って芸能人的に絶対不利なことだし、あえて触れないじゃないですか。週刊誌という存在を抹殺して生きていくのが芸能人なんだと思っていたんだけど、彼はそうじゃないらしいと。嫌なものを普通に嫌だと言えるこの正直さが、すべてに通ずる田中さんの魅力だなと。

 「自分のことに興味がない」という話をしていたことがあったけど、これって要するに、「自分のことを良く見せたい欲がない」ってことと同義ではないかと思っていて。「全然勉強してないよ〜!」って言いつつ100点取るとかっこいいから、ついついウソついちゃうのと同じことよ。見栄を張る時って、絶対に他人から良く思われたい心理が働いてるじゃん。それがあんまりないから、いろんなことをありのまんましゃべっちゃうんだろうなと、私は勝手に分析し、その素直さにほくそ笑んでしまうのでした。

 

⑥オタクたちが平和&マジメ

 基本的に田中さんのオタクたちはみんな、「かっこいい!」「かわいい!」「演技が上手!」「人柄がいい!」と100%肯定しながら応援しているようで、これが本当に界隈の空気の良さにつながっているな〜と。「好きだから苦言もあります」とか、「好きだからダメなところに気がついてほしいんです」とか、もちろんそういう応援の仕方が間違ってるわけではないけれど、まあ、「どの立場から言ってんねん?」とは思うよね、正直。かっこいい・かわいい・楽しい・うれしい・大好きをそのまんま表現できるのは、オタクとして健康だよなあと、つくづく思うのです。

 私のような「おさラブ」出の新規がめちゃくちゃ増えたから、これからいろんな人が見えてくるかもしれないけど、昔から田中さんを応援している人は、総じて純粋な気持ちで“田中さんのファン”なんだなと。そういう健康な人を見ているのは、同じオタクとしても微笑ましいことで、どうかこの雰囲気がずっと続いてほしいなと願いつつ、自分も先人たちのように健康でありたいなと思っております。

 

 あとこれは現実的な話だけど、「推しに金を払う」ことが徹底されてるな〜と。舞台に出演する機会も多い俳優さんなので、「チケット代を払わないと会場に入れない」ということが擦り込まれているのが、その要因のひとつかなと思っているんだけど。昨今の怒涛の雑誌露出も、ドラマ・舞台出演が続いていること+なんでも仕事を受ける事務所&本人がなし得る業であることは間違いないんだけど、その上で「田中圭のオタクは金を出す」という出版社側の信頼がないと実現しないと思うんですよ。厳しい厳しいと言われている出版業界だから、見込みがあるビジネスしかできないわけで。

 写真集が立て続けに重版したことが大きいのではと思っているんだけど、やっぱこういった形で「買うオタク」であることを見せると、どんどん次につながっていくんだなと、身を以て感じました。

 「ダブル・ファンタジー」放送してた時、「WOWOWの動画はネットに上げないで」と声をかけている人なんかもいて。もちろんこれは「有料のものを無料で流すな」ってことなんですけど、「コンテンツに金を払わないやつは悪」という認識が一致しているのを見て、当たり前のことなんだけどすごく感心して。界隈全体がこういう空気感なのは、どこのオタクも本当に見習うべきだなと思いました。ネットニュースをスクショして載せるヤツもあんまり見かけないし。(私、「スクショでネット記事晒すヤツコ◯スマン」なんで!!!!!)

 

⑦毎日が楽しすぎる

 田中さんのオタクになってからというもの、露出が途切れず、毎日のように作画が良すぎる“新規絵”を見ることができ、毎日がハッピーでございます。しかも、芸歴20年近くあったのに一瞬も意識して見てこなかった私にとっては、過去作も全部新しい作品になっちゃうというボーナスまで支給されており。全部見ようとすると膨大すぎて大変なので、好みに合う作品を吟味しつつ、自分にとって新しい作品に触れることは、とても刺激があって楽しいです。

  毎朝「なにか新しい情報が解禁されるのでは?」とワクワクしたり、今日発売される雑誌のビジュアルはどんな感じなのかとドキドキしたり、「あんま無理しないでね」と思いながらブログの更新を首を長くして待っていたり、本当に毎日忙しく楽しくしております。

 部長や牧くんのように「好きなとこ・嫌いなとこ10個言う」にはちょっと届かなかったけど、残り3つはこれからにとっておきましょう。

 

 ということでお母さん、私は元気にやってます。なので、ちょっと告知をしてもいいですか?

 

7月30日(月)22時〜 「しゃべくり 007」に出るよ!!!!!

www.ntv.co.jp

 

8月3日(金)20時〜 なぜか「ミュージックステーション」に出るよ!!!!! スキマスイッチさんと一緒だよ!!!!!

www.tv-asahi.co.jp

 

毎週火曜日21時〜 「健康で文化的な最低限度の生活」に出演してるよ!!!!!

www.ktv.jp

 

 お母さん、ちゃんと見てくれるかな。

 

【テレビ】「牧と武川は一体いつまで付き合ってたんだ問題」が気になって眠れない

 今年初めて書くブログがこれよ。自分が一番「ウソでしょ?」って思ってるからね。

 

 え~、現在放送中のドラマ「おっさんずラブ」に脳天までハマって死にそうです。助けてください。

www.tv-asahi.co.jp

 よくわからん人は公式サイト見てください。話を進めます。

 

 第4話で牧くんの“元カレ”が武川さんだと判明したわけだが、私は今、「この2人は一体いつまで付き合っていたのか問題」に直面している。Twitterを中心にいろいろな議論が交わされていて、どれもそれらしい説ばかり。オタクはこういう検証が大好きだけど、私も例に漏れない。

 つうことで、春田・牧・武川の3人を中心に、彼らの言動を第1話から第5話の予告までまとめてみた。貴重な休日に一歩も外から出ず、さらに仕事から帰ってこのブログを書いているアラサーオタク女を褒めてほしいし、牧春のハッピーエンドください。

 

<第1話> 

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  「牧と武川は一体いつまで付き合っていたのか問題」において1番重要だと考えているのは、「牧は一体いつ春田のことを好きになったのか」である。単純に考えれば、「春田に恋愛感情を抱く=武川への恋愛感情が薄れる」ということのはずで、一体どのタイミングで牧の心が春田に移り変わったのかは検証しておくべきだろう。

 まず、出会った時点で牧は春田にそこまで関心はないようで、外回りをしていた時に発した「すごいです、春田さん」というセリフについては、単純に春田の仕事ぶりを褒める言葉だったように思う。

 その後、春田が牧をルームシェアに誘い、数日後に牧が引っ越してくる。引っ越し初日に牧が春田にタメ口で話しかけた場面では、2人がさっそく打ち解けたことがうかがえる。

 牧の心境に変化が起こり始めたと思われるのは、春田が部長に告白されたあと、ベロベロに酔っぱらった春田をちずが家に送り届ける場面からだ。

 ちずはこのとき「好きでもない人に迫られて困ってるんだって」と、春田が誰かから好意を持たれていることを牧に伝えている。この時点で牧は、誰が春田に好意を抱いているのかわかっていないが、春田が病院に運ばれた時、部長が妙に春田を心配している姿を見て、「おや?」と思ったようだった。

 また、病院の場面では牧が明らかに冷静さを欠いており、「もう俺、どうしようかと思ったんですよ!」と春田へ感情をぶつけている。このあたりではすでに、牧は春田に特別な感情があったのではないかと推測できる。

 そして、病室で春田と部長が2人きりになったこと、そして極めつきは春田の鞄から出てきた“営業日報”。これを見て牧は「部長が春田に好意を抱いている」と確信し、「巨根じゃダメですか?」に繋がっていくのだ。

 

 この一連の流れから、

・春田からルームシェアに誘われた時点では、牧は春田に対して明確な恋愛感情はなかった

・一緒に住むようになってから、牧は春田へ好意を抱くようになった

・部長が春田へ好意を抱いていることを知り、牧は春田に告白&キスをした

 上記のことが言えるだろう。

 

 次に、武川の動向に焦点を合わせてみよう。まず、春田と牧が2人で外回りに出ていたとき、武川が栗林のフォローに行くよう春田に電話している。なぜ春田にこの指示を出したのかといえば、「牧は営業所に来たばかりだから」というのがストレートな考え方だが、牧と武川が交際していた(いる)のならば、「牧から春田を遠ざけたかった」とも考えられる。

 また、春田が販売会のチラシに掲載する地図を間違えてしまう場面では、部長が武川と牧に「先に会場へ行って準備する」よう指示を出しており、意図せず2人きりになるシーンがあったことがわかる。

 その後、看板の下敷きになった春田を見て、牧は武川の名前を呼んでいる。これには主に2つの理由が考えられるだろう。

A.この時点で無傷、かつ最高責任者は武川(もしくは近くにいた)

B.気が動転し、咄嗟に名前が出てきたのが武川だった

 どちらの可能性も否定できないが、個人的にはAではなかったかと思う。それはなぜかというと、完全に主観だが、牧がこのような状況下において公私混同をするような人物には思えないからだ。しかし、わざわざ牧に武川の名前を呼ばせたのには、やはり疑問が残る。

 

 

<第2話>

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 第2話で気になるのは、武川と牧が「人と一緒に暮らすこと」について非常に似た考えを別の場面でそれぞれ述べている点だ。

 まず、武川は春田からの相談を受け、「育った環境が違う他人がいきなり一緒に暮らすなんて、無理があるんだよ」と持論を展開する。対する牧は、春田と公園で対峙した時に「何もかも違うのに、一緒に暮らすなんて無理です」と語っている。要するに2人とも、「“自分と違う人間”と一緒には暮らせない」と言っているのだ。

 この場合の「自分と違う」が具体的に何を指しているのかはわからないが、2人とも同じ考えを持っているというのは非常に興味深い。また、両者の発言から「2人が一緒に暮らしていた」可能性もあると言えるだろう。武川と牧が付き合っていたということは、少なくともセクシャリティは同じであり、さらに彼らがもっとも気にするだろう“違い”もまた、セクシャリティであると考えられる。その点において2人は“違わない”ということになるため、「“自分と違う人間”と一緒には暮らせない」という考えには当てはまらないはずだ。

 しかしその一方で、2人が別れた原因もまた、同棲だった可能性もある。前述のように、彼らは2人とも「“自分と違う人間”と一緒には暮らせない」という考えを持っており、ひとつ屋根の下で暮らし始めたことで何かしらの摩擦が起こり、同棲・交際を解消したのかもしれない。

 のちほど、「2人が一緒に暮らしていた」という可能性をより高めるだろう発言が武川から出てくるので、後述する。

 

 そして第2話以降、言動にもっとも注目するべき人物は、「まいまい」こと瀬川舞香であるとはっきり言っておく。

 作中の流れを追っていく限りでは、瀬川は第二営業所の中で1番最初に春田と牧の関係性に気がついた人物だ。まず、春田が武川に「友だちの話」として牧からキスされた時のことを話している際、瀬川は2人の会話を盗み聞きしており、さらにその後、彼女の誘導によって春田は「男からキスされたのは自分である」と、武川に知られることとなる。春田は「友だちの話」として話していたが、瀬川には春田のウソがバレていたのだ。

 そして、牧が夜遅くまで営業所に残っていたシーンでは、瀬川は「好きになっちゃいけない人を好きになってしまった」などという話を牧から聞くことになる。ここで瀬川は、日中に春田から聞いた「男からキスされた」という話を思い出したと同時に、牧が春田に好意を抱いているのではないかという“想像”をしている。実際、これは見事に的中している。

 公式サイトの人物紹介によると、「ときどき勘が鋭く、みんなの何歩先を予測したような言動が光る」という瀬川。彼女の「チーン!」には、要注目と言えるだろう。

 また、瀬川は非常に“ウワサ好き”である点も見逃せない。例えば、部長の妻・蝶子が営業所を訪れた際には、蝶子が「1人用の物件」を探しているという情報から、「離婚!?」と疑い出し、さらに営業所のスタッフに大声で伝えていた。このことから、瀬川は自身が知った情報を、すぐに誰かに言ってしまう悪い癖があることがうかがえる。

 そんな瀬川が1番に、春田と牧の関係に気がついたワケだ。瀬川の存在を念頭に置きつつ、第3話の流れを見てほしい。

 

<第3話>

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 第3話は武川と牧の“修羅場”が描かれる、非常に大切な回だ。わんだほうで武川が牧に「説明になってないだろ!」と怒鳴るシーンがあるが、ここで牧から別れを切り出したのではないか、という説があった。私もそのように思っていたが、武川はわんだほうに来る前、営業所にいるときから牧にキツく当たっている。

 ここで、瀬川の存在が引っかかる。これは私の仮説だが、第2話で牧が春田に好意を抱いていると知った瀬川が、武川にうっかり情報を漏らしたとは考えられないだろうか。わんだほうでの修羅場シーンのあと、武川が牧にキツく接し始めるならば自然だが、明確なきっかけがないまま、第3話で武川は牧への態度を変えているのが、なんとも不自然に感じる。第2話から第3話の“空白”で、武川の態度を大きく変える何かが起こったのではないかと思うのだ。

 また、春田と牧が一緒にいるのが気に入らないのならば、武川はもっと早く2人を引き離そうとしているはずだ。第1話で春田と牧がルームシェアを始めた翌日、2人は営業所で一緒にランチを食べていたし、始めから仲がいいことを隠そうとはしていなかった。当然その姿は武川の目にも留まるはずで、しかし第3話まで武川がそれを咎める様子はなかった。しかし、第3話で武川は一変して、春田と牧が一緒にいる時にわざわざ牧に声をかけ、2人を引き離そうとしている。武川がいかに脈略のない行動をとっているかがわかるだろう。

 

 そして、わんだほうでのシーン。春田と牧がルームシェアをしていることを瀬川が明かしてしまうのだが、彼女がなぜこの情報を知っているのか、作中で描かれている場面がなかったように思う(気がついた人がいれば教えてほしい)。

 この件に関してはひとまず置いておいて、武川はこのとき「楽しそうだな~!」と言って満面の笑みを浮かべていたが、私には明らかに動揺しているように見えた。春田と牧のルームシェアについて明かした瀬川が情報を掴んだ描写さえなかったので、武川もこの時点で初めて知ったとするのが自然だろう。

 ちなみに、「説明になってない」「そんな報告で~」とあえてビジネスシーンでも使われるような言い回しで武川が牧を怒っていたのは、制作側の“ミスリード”ではないかと思っている。ここで武川と牧が過去に付き合っていたとわかってしまったら、第4話の肝心なシーンが台無しだ。この場面ではあくまでも、“上司と部下”の関係性を強調したかったのではないかと思う。そのため、この部分については、台詞から展開を予想することは避けた方がよいと考えている。

 では、武川はなぜ牧を怒っていたのだろうか。このとき、武川が一体なにに1番腹を立てていたのか考えると、やはり「春田と牧が一緒に暮らしている」ということだろう。また、牧がそれを武川に黙っていたことも含まれるはずだ。では、なぜ武川がこの事実に怒るのだろうか。正直なところ、結論を出すのは避けたいという気持ちがある。

 もしこのとき、牧が武川に「別れてほしい」と言ったのならば、武川というパートナーがありながら春田の家に引っ越し、武川の前で堂々と春田と親しくしていたことになる。それだけでなく、牧はすでに春田へ告白し、キスまでしている。要するに、牧は第3話のわんだほうのシーンまで、春田と武川の“二股”をしていたということになる。これはいちドラマファンとして、考えたくない展開だ。時系列に沿って分析を進めているくせに、「牧はそんな人じゃない」という感情が先行するのは情けないが、やはり私はこの説を信じたくないのだ。

 

<第4・5話>

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 第4話では、武川が春田に急接近するとともに、牧に対する態度が第3話より軟化している。「武川は春田がゲイかどうか確かめるために接近した」と言っている方をTwitterで見かけたが、この説は私も共感する。春田がノンケだとわかった武川は、牧が「不毛な恋愛に足を突っ込んでいる」ことを、まるで親のように心配しているのではないかと思う。武川は牧に不幸になってほしくないという気持ちが、人一倍強いのだ。

 第2話で、「『2人が一緒に暮らしていた』可能性もある」と申し上げたが、それは第4話の武川の発言を聞いたからだ。武川は春田に対し、「どうせ面倒なことは牧に全部やらせてるんだろ?」と聞いている。もともと“エリート社員”である牧だから、「家事も完璧にこなすだろう」と考えてもおかしくはないが、武川の言い回しは「牧が家事をすることを知っている」ように、私には聞こえた。そもそも、武川が春田にこの質問をしたのは、「牧がどのような生活を送っているのか、春田は本当に知っているのか」を確かめるためのようにも思える。もしかしたらこの時点で武川は、自分の元を離れて行った牧が、春田とルームシェアをしていると信じていないのかもしれない。

 また、牧が春田の家を出て行こうとしたとき、「武川さんのところお世話になろうと思って」と言ったのも気になる。事前に連絡を取って家を教えてもらっていた可能性もあるが、突発的に「武川の家に行こう」と思ったのならば、春田の家からの距離感がわからないとなかなか決断できないはずで、となると牧は武川の自宅の場所を知っていると考えられる。第1話で牧が「本社の時は実家から通ってた」と言ったことを信じるならば、武川と牧が一緒に暮らしていた可能性は低いが、まさかこの時点で「本社の時は武川さんの家から通ってた」と言うはずもないので、この発言の真偽は五分五分だろう。武川と牧が同棲していたとすると、おのずと別れた時期がわかるような気がする。

 

 ここまで考えて、私は「春田がルームシェアに誘った時点で、武川と牧は別れていた」という説を推す。

 武川と牧の交際と同棲が上手くいっていたのなら、そもそも牧は家を出て行く必要もないし、第一、武川のことを思っているならば、他の男と暮らすのを躊躇するはずだ。また、ルームシェアを始めて数日で牧が春田に告白するまでに至っているため、この時点で牧が武川への恋愛感情を強く残しているとは思えない。よって、春田からルームシェアに誘われた時点で、武川と牧が“付き合っていたか”どうかはわからないが、牧の気持ちが武川から“離れていた”のは間違いないのでは、と思う。

 要するに、牧と武川が別れるのは時間の問題で、春田が現れようが現れまいが、2人はいずれ別れていたと思うのだ。ここまで書いて私が何を言いたいかって、

お願いだからはるたんを悪者にしないでください!!!!!!!!!!!!!ってことです。

 

 

 

 いちオタクをこれだけ悩ませる罪深いドラマ「おっさんずラブ」は、毎週土曜日夜11:15~テレビ朝日系で放送中ですので、頼むから見てくれ。今からでも楽しめるから。視聴率への貢献マジでヨロ。

 

 

 ……これだけ考察して次回あっさり武川と牧の過去について説明されたら死にたくなるので、そのときは牧春ハッピーエンドで慰めてほしい頼む公式さま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

【ひとりごと】現代人よ、(なんとなく)哲学を学べ

 最近不穏な話題があった。ある人が書いたブログを、ある人が「消せ」と文句をつけて、消させてしまったのだ。

 実は私のこのブログも、たまに攻撃を受けることがある。直接的ではなく、たまたまTwitterで見かけちゃったりする。まあだいたい「こいつは私と考えが違う、ふざけんな」って感じの内容。考えが違うからなんだ、同じ方が気持ち悪いだろうが。勝手に言ってろ、私には関係ない。今はそう思えるようになった。

 

 1年ちょっと前、哲学と心理学を無性に学びたい時期があって、本を数冊買って読んだ。そのときは「承認欲求」というものの正体が知りたくて、それに関する本を読んでたんだけど、結局よくわからなかった。単純に私の頭が足りなかった、残念。ただ、哲学には非常に興味がわいて、『<子ども>のための哲学』という本を読んでみた。

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス

 

 「子どものための」というだけあって、誰にでもわかりやすい……と思いきや、哲学初心者の私にはちょっと難しかった。だけど、この“ちょっと難しい”に、逆に興味を掻き立てられた。

 

 以下、すべてざっくりした話になるが、許してほしい。なんてたって哲学初心者だから。

 

 哲学というのは、すべての“当たり前”を疑い、自分が納得するまで考えることのようだ。『<子ども>のための哲学』の言葉を借りるなら、

「他の人が上げ底など見ないところにそれを見てしまった者が、自分自身を納得させるためにそれを埋めていこうとする努力なのである」(114頁)

  ということである。ここで言う「上げ底」とは、「なぜ私は存在するのか」とか「なぜ悪いことをしてはいけないのか」とか、そういう“当たり前すぎる”ことについて。そんなこと考えずに生きた方が楽なんだろうが、考えないと気が済まない人もこの世にはいる。そんな人のために与えられた学問が、哲学なのだ(と思う)。

 

 自分は考え事するのは好きな方で、だからこうやって、考えをまとめて文章に残している。なので「なぜ私は存在するのか」という、当たり前すぎてわざわざ考えなくてもいい問題にも興味があった。そもそも哲学は、だいたいこの質問から始まるから、避けては通れない。

 『<子ども>の~』著者の永井先生も、子どものころ友人に「ぼくはなぜ生まれてきたのだろう」と質問し、「両親がセックスしたからだ」という返答に納得できず、自身の哲学が始まったと語っている。この友人の答えは正しいし、普通はそれで解決する話だ。しかし哲学ではそうはいかず、「なぜ“自分”という人間が生まれなければならなかったのか」を考えるのだ。どうだ、ややこしいったらありゃしないだろう。

 

 この問題を説いた思想に“独我論”というものがあり、これは哲学の基本的な問題のひとつとして語られることが多い。ガチめに哲学を学んでる人にとって、この独我論は賛否が大きく分かれるらしいが、私はこの独我論こそ、現代人にとって必要な考えじゃないかと思うのだ。

 

 私が理解した範囲で独我論を説明するならば、「自分にとって存在を確信できるものは自我のみで、それ以外のあらゆるものの存在は信用できない」ということである(多分)。もっと簡単に言うと、「自分以外はすべて作りもの」といった感じか。あとは、自分以外の他人を「ロボット」とか「ゾンビ」とか例えるときもある。

 要するに、「自分以外は本当に存在しているのかどうかわからない」っていうことだ。さらに突き詰めると、「自分」と「他人」を定義する必要があったり、「本当に自分が存在しているのかどうかさえ怪しい」みたいな話も出てきたりするけど、もうこの辺は考え出したら人生終わっちまいそうだから、やめる。

 

 で、なんで私が現代人に独我論を知ることを勧めるかというと、圧倒的に他人への興味がなくなるからだ。だって、自分以外の他人は存在しないし、ロボットかゾンビかもしれないんだよ? 存在しないものに気を揉んでも、意味なくない?

 

 最近常々思うが、人は他人に興味がありすぎる。誰かがちょっと間違ったことを言っただけで大勢の人が上げ足を取るし、他人の人生と自分の人生を切り分けられない人もいる。冒頭のブログの話だって、“他人”が書いた文章がどうしても許せなかったわけでしょ? 独我論を知ってから、存在するかどうかもわからない他人に、なぜそこまで怒ったり悲しんだりできるのか、私はそれが逆にわからなくなってしまったのだ。

 

 そして本当に独我論を知るべきは、「文句を言った側」ではなく、「文句を言われた側」の人だと思う。だって、「文句を言われて記事を消した人」の責任は重いからだ。“前例”を作ってしまうことは実に罪深い。裁判だってそうじゃないか。前例があると、それに従うことになってしまう。私のブログが他人から「消せ」と言われ、私が拒否したとしても「あの人は消した」と言われたら、こちらの立場が弱くなるだろう。いい迷惑だ。

 

 たとえ形を消したとしても、「私がこう思った」ことは事実であり、誰も否定することはできない。ブログを読んだ他人が感じたことよりも、自分が感じたことの方が何百倍も信頼できる。

 消されてしまったブログは私も読んだけど、結構勇気を振り絞って、本心をありのままに書いたんだと思う。だったらなおさら、他人の言葉ごときで消してはならなかったし、消すくらいなら書いちゃダメだ。だから私は、なにかを表現したい人こそ“独我論”を知るべきだと思うのだ。ロボットかゾンビ、あるいは存在しない他人に「気に食わない」と言われたからなんだ。信じられるのは自我だけなのだから、あなたが思ったことを発言すればいい。

 

 それと、独我論の考え方を用いると、他人に「変わってほしい」と思うことがどれだけムダな努力かわかるはずだ。文句を言ってきた人に「そんなことは言わないでください」と頼んだって通じない。当たり前だ。だってその他人は、ロボットかゾンビなのだから。そんなムダな努力をするなら、他人の存在を意識しない考え方を自分が身に着けるべきだと、私は思う。結局は、自分が変わっていくしかないのだ。

 

 ついでにもうひとつ言うと、他人に依存することがどれだけ危ういかがわかるはずだ。西原理恵子がよく言うが、「お寿司も指輪も自分で買おう。その方が絶対楽しいよ」(『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』12頁)である。

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

 

  他人に頼る生活はさぞかし楽だろうが、綱渡りである上に、満足感や達成感を得る機会を自ら逃しているわけだ。他人がそういう生活をしているのを見ると、うらやましい気持ちにもなるだろうが、自分の衣食住を自分で賄っているなら、それ以上信頼できることはない。

 あとは、自分の幸せを他人に依存させるのも、本来あまりよいことではないだろう。これは我々オタクがやりがちだけど、自分の幸せと他人の幸せは切り離して考えた方が、結果的に自分の幸せにつながると思う。

 

 とにかく私は、哲学の入り口に立って独我論を知ったことで、他人に気を揉むことが減り楽になった。来年は、もうちょっと哲学の勉強をしてみたいと思う。

【ゲーム】クソミーハー、“eスポーツ”にどハマりするの巻

 またカテゴリーがひとつ増えちまったな……。

 

 おひさしぶりです、どうもクソミーハーです。また新しいジャンルにハマりました。

 エレクトロニック・スポーツ、通称「eスポーツ」です。

エレクトロニック・スポーツelectronic sports)は、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える際の名称eSportseスポーツ)と省略した形で使われることのほうが多い

 ※エレクトロニック・スポーツWikipediaより

 

 あのね、ガチ勢の方々がミーハー野郎を毛嫌いする気持ち(があるだろうこと)はよくわかるんですけど、ファンの母数を増やすきっかけはなんでもいいということは、現在応援しているジャニーズのグループで身に沁みているので、あえてミーハーによるミーハーのための宣伝をするよあたしゃ。

 

 とりあえず、事の経緯を説明してもいいですか。

 

 わたくし昔から格闘ゲームが好きでして、1番古い記憶は初代プレイステーションの「鉄拳3」。リン・シャオユウちゃんを今で言う“俺の嫁”として愛でておりました。ちなみに、「鉄拳3」のシャオユウちゃんはこれ。

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「鉄拳3」公式サイトより

  はい、今見るとびっくりするくらいのクソブスです。名誉のために現在のシャオユウちゃんもご紹介させてください。俺の嫁、かわいくなったな……。

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「鉄拳7」公式サイトより

 

 「鉄拳3」のあとはしばらく間があいたんだけど、PSPの「鉄拳6」で復活。その後スマホでゲームアプリが出てたんですけど、あえなくサービス終了に。(でもまた復活するみたい)それをきっかけに、格ゲー欲がまた出てきまして、そこで出会ったのが「モータルコンバットX」でした。

MORTAL KOMBAT X

MORTAL KOMBAT X

  ご存じない方にお伝えしておくと、このゲームめちゃくちゃにグロテスクです。ご興味ある方は「モータルコンバット フェイタリティ」で調べて動画を見てみてね。ごはん中と寝る前はやめたほうがいいよ。

 

 私はエログロ大好きなので大興奮でこのゲームやってて、「フェイタリティ」の動画とか、PS4版のゲームプレイ映像とかを見まくってたんですよ。そしたら「EVO」という格闘ゲームの世界大会の映像を見つけまして。ここでeスポーツの存在を初めて知ったんですわ。

 しかもなんと、今年の「ストリートファイターⅤ」の優勝者は日本人選手。のちほどご紹介しますが、現在の私の“推し選手”でございます。

 

 とりあえずすげーから動画見て。


[日本語実況]【EVO 2017/スト5】[ Grand Final 1 ] ときど(豪鬼)vs Punk(かりん)


[日本語実況]【EVO 2017/スト5】[ Grand Final 2 ] ときど(豪鬼)vs Punk(かりん)

 うっ………………今見ても泣きそうだぜ………………!!!!!!!!!!!!!!!!

 ちなみに、対戦相手のPunk選手は現在開催中のプロツアーでぶっちぎりの第1位になっており、文字通り世界最強。誰もがPunk選手優勝だと思っていたところを、私の推し選手こと、ときど選手が勝ったって感じでした。

 

 この動画がきっかけで、熱すぎるeスポーツの世界にまたたくまに魅了されてしまいました。どうだ、これが“プロミーハー”の実力だ。

 自分はもともと格ゲー好きだったってのもあるけど、eスポーツのことを知れば知るほど「これ絶対ハマる人多いだろ」と確信。そして筆をとったワケです。

 

 そんじゃここから、今ブログを読んでいるそこのお前さんをeスポーツの沼にハメてやるべく、オススメポイントを紹介していくよ。なお、わたくしジャニーズのオタクなので、例えが全部ジャニーズだけど気にすんなよ。

 

①選手がとにかく個性的 

※すまんが格ゲーしか知識がない

 まずこれ!!!!! 本当にオタクがハマる要素しかないから!!!!!!!!!!

 とりあえず、私の推し選手ことときど選手の話からしたいんだけど、非常に秀逸に紹介されているサイトがあるからこれ読んで。

fgamers.saikyou.biz

 特にこっちは「ときど選手のこと大好きな人が書いたんだろうな〜」という熱い気持ちが伝わるから、ぜひご一読を。

dic.nicovideo.jp

 このあたりのサイトや、最近自分が仕入れたネタから気に入っているものを以下にて羅列。

東京大学卒、東京大学大学院中退というぶっ飛んだ学歴。

・なぜ東大に入ったかというと、「ゲームをやるため」。在学中、日本ではまだ“プロゲーマー”という職業はなく「ゲームは遊び」という認識だったため、ゲームをやるため勉強してたら東大に“入れてしまった”。

・大学院を中退してプロゲーマーになったのは、「なんで自分が日本で1番じゃないんだ」という悔しさから。

・「ストⅤ」登場時、ときど選手のプレイキャラクター豪鬼が使用できずリュウを使っていた。世界2位になるほど力をつけたが、豪鬼が実装された途端リュウを捨てる。血も涙もない感じが最高。

・世界一になるくらいすごい人なのに、基本的に“いじられ役”。対戦前に自分とモニターの距離を測るべく毎回メジャーを取り出すんだけど、これが世界中からいじられまくり。トロンボーン持ったコラ画像とか作られる。先日ついに“ときどメジャー”が彼の所属チームからプレゼント商品として登場。本当にふざけてる(褒めてる)。

  また、対戦中の表情が怖すぎることから「マーダーフェイス」と呼ばれており、これも「マーダーフェイスTシャツ」として、本人監修で商品化。なぜか「モンハンフェス」でこのTシャツを着ている人が目撃され、ゲーマーの大爆笑を誘う。

・ゲーム配信をしているとき、突然“マグロのブツ”を食べ始める。そこから話は「安くておいしい近所の寿司屋さん」の話題になる。もう一度言うけど、この人世界一です。

・配信時のお供は“クルミ”。最近プロゲーマー仲間が結石を作り、原因が「ナッツ類の食べ過ぎ」だったかも知れないと聞くと、「クルミは大丈夫でしょ?」と謎の自信満々発言。配信の最後まで「さっき調べたけど、クルミは大丈夫だって」「健康にいいんだって」とか言ってた。多分クルミの回し者なんだと思う。

・こういう変な言動をゲーマーやコメント勢からいじられるも、本人がさらにその上をいきネタにしてくる。そのため、「殿」というあだ名がつけられている。どうも、私の推しは殿です。

・「賞金稼ぎに行く」と宣言した大会で、予選から勝ち上がって本当に優勝しちゃう。

・海外遠征はとにかくマイルで行きたいマイラー

・言葉遣いが結構丁寧。配信の時はコメント勢に対しても基本的にずっと敬語。私、こういうところに本当弱いんだわ…………。

・最高なとこはいろいろあるけど、天才でありながら努力を惜しまず、世界一でありながら親しみやすく、多くの人に愛されるキャラクターである、とてもステキな選手でございます。

・ジャニーズで例えると、中居正広。そりゃ好きだわな私。

 

 気になった方は、ぜひときど選手のツイッターもご覧ください。

twitter.com

 

 以下、オタクだったら絶対好きになるオススメの選手をご紹介。

■ネモ選手

nemogood.com

fgamers.saikyou.biz

・まず、端正なルックス。背も高いぞ。

・なんと、会社員をしながらプロゲーマーとして活躍している。だけど全然中途半端じゃなくて、普通にめっちゃ強い。先日東京ゲームショウで行われた「スト5昇竜拳トーナメント」では、ときど選手を破って優勝。この試合生で見たけど、涼しい顔してめっちゃくちゃ強かったぞネモ選手……!

・他の選手をすごくナチュラルに応援してる。だけど、「ストⅤ」のキャラクター・ザンギエフが嫌いらしく、大会でザンギが活躍するとナチュラルにため息をつく。

・ジャニーズで例えると、堂本光一

 

 ネモ選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

 ■ボンちゃん選手

fgamers.saikyou.biz

・とにかくしゃべりがお上手。ボンちゃんさんの配信は、そこらへんの芸人のラジオより全然面白い。

・ときど選手の紹介のときに出てきた“結石の人”はこの方。本人は「ナッツ類とアイスを食べ過ぎたのが原因」と言ってたけど、多分1番やばいのはレッ○ブルだとそこにいる誰もがわかってた。だけど、ボンちゃんさんはレッド○ルアスリートなので、そんなことは絶対に言えないのであった。

・昔はめちゃくちゃ太ってた。タバコをやめてアイスに依存するようになったらしい。……また太るぞ!

・ジャニーズで例えると、井ノ原快彦。

 

 ボンちゃん選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

■ガチくん選手

fgamers.saikyou.biz

・広島出身、現在25歳の若手選手。割と最近上京してきたので、ゴリッゴリの広島弁が染みついている。

・単純に顔がかわいい(好みの問題!)。

・若手なので、ベテランプレイヤーからかわいがられている。全体的に雰囲気がぽやぽやしててかわいい。

・ジャニーズで例えると、玉森裕太。芸人で例えると、ハライチ・岩井勇気(顔が激似)。

 

 ガチくん選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

■マゴ選手

fgamers.saikyou.biz

・ちょっととっつきにくそうな見た目だけど、めちゃくちゃ気さくで話が達者。実は大変明るいキャラクターである。

・究極に優しい性格なのか寂しがり屋なのか(後者が有力)、よく人を家に泊めてる。

・愛飲しているのは「BOSSのカフェオレ」。カフェオレならなんでもいいわけじゃないらしく、別のメーカーのカフェオレを奢られたとき「カフェオレならなんでもいいと思ってるところが甘え」と、わけわからん説教をたれたことがある。知らんがな。

・文章が非常にお上手。

・ときど選手とは10年来の友人。激アツ。超激アツ。ちなみに最初は同じチームに所属していました。

 なにも言わずにこれ最後まで読んで泣いてくれ……(遺言)

【プロゲーマー・マゴのゲーム人間論】第6回 僕とときどのEVO物語。前編。

【プロゲーマー・マゴのゲーム人間論】第7回 僕とときどのEVO物語。後編。

・ジャニーズで例えると、錦戸亮

 

 マゴ選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

■立川選手

fgamers.saikyou.biz

・若手プレイヤーの中で今もっとも私が注目している選手。ゲームでも言動でも全く物怖じしない若手らしさがすばらしい!

オオタニ選手と幼馴染。配信等でしばしば名前が出てくるが、むちゃくちゃ仲がいい&尊敬し合っているのが伝わってくる。オタクはこういうのに弱い。

・二次元美少女・ギャルゲーが大好き。世界大会に出場したときに有坂真白ちゃんが描かれたタンブラーを持ち込み、勝利後自分の姿がモニターに映った時、笑顔で真白ちゃんをアピールした。

・最近髪型を変えて、チャラい男から好青年に変身した。よかったね。

・ジャニーズで例えると、神宮寺勇太。(精神面は宮田・佐久間)

 

 立川選手のツイッターはこちら。

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■もけ選手

fgamers.saikyou.biz

・若手注目プレイヤー2人目。単純にお前ら、顔が好きだろ?????

・立川選手と仲良し。切磋琢磨してる感が非常に良い。

・ジャニーズで例えると、岩橋玄樹。(立川選手とじぐいわ的な意味で)

 

 もけ選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

 あと、格ゲーのプロ選手を語る上で絶対に知らなきゃダメなのはウメハラ選手。何を隠そう、日本初のプロゲーマーで、世界中の企業からスポンサードを受けて活躍する超売れっ子。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスブックにも認定された。本当、超すごい人。

 イベント主催なんかもしてて、プロデュース力も抜群。ジャニーズで例えると、ジャニー喜多川

 

 ウメハラ選手のツイッターはこちら。

twitter.com

 

  ……とにかくあげればキリがない! ってくらい選手が個性的。強さはもちろんのこと、それぞれのキャラクターが非常に際立ってるので、ぜひ“推し選手”を見つけてほしいでございます。

 eスポーツをすでにご存知の方からツッコミを受けそうなので補足しておくと、推しがときど選手なんで、TOPANGAの周りしかほぼわかってません! さーせん勉強します!

 たぬかな選手の顔が超自分好みなのは知ってる。シャオユウ使いとして尊敬しております。

 

 なんというか、昨今の“将棋ブーム”も個性的な棋士の方々の魅力が後押ししてたと思うんだけど、eスポーツもそれに引けを取らない選手の面白さがあると思っております。本当に、絶対みんな好きになるよeスポーツ……!

 

②現場が多い(しかも、観戦だけなら無料が多い)

 “現場”というと、ライブか舞台か公開収録かみたいなところがあるオタクなんだけど、eスポーツでいう現場は主に「大会」です。

 自分はどちらかというと軽率に現場に行っちゃう方のオタク(not茶の間)なんで、好きになってからすぐに生の試合が見られるのは非常にありがたい。

 初めてときど選手の試合を見たのは東京ゲームショウだったんですけど、観覧だけなら誰でもOKでした。TGCは入場料がかかるけど、まあ実質無料だよね(オタクはすぐこういうことを言う)。

 

 あとは例えば、つい最近行われたアーケード格ゲーの日本一を競う「闘神祭」も入場無料。来年の話になるけど、格ゲーにおいて最も大きい大会「EVO」も、予選は入場無料。来年ようやく日本で大会が行われるので、絶対に行くぞ私は。てか、みんな行ったほうがいいよ。普通はラスベガスまで行かないと見られないからね。日本のトッププレイヤーとか世界の強豪選手の試合が、池袋と秋葉原で見られるんだよ? 行かない理由あります???(圧力)

 

 あと、ときど選手・ボンちゃん選手・マゴ選手が所属する「TOPANGA」が主催するチャリティーカップも「観戦OK」って配信で言ってたけど……サイトには詳細書いてないっぽいな……?

topanga.co.jp

 「今年はだいぶデカイ箱を確保した」と言ってたし、毎年観戦スペースみたいなのが設けられてるっぽい。多分観戦だけでも行けるはず。行かせてくれ。

 あとはチャリティーイベントなので、観覧の場合は「ぜひ募金を」って、感じの、はず……すまんが行ったことないので自信ない! あんまりあてにしないでちょうだい! てか、むしろ誰か教えて!

 この「TOPANGAチャリティーカップ」は、ストⅤの国内トップ選手が集う“お祭り”的な大会で、も〜〜〜〜〜絶対に行きたい。「二子玉川ちょっと遠くねえか?」って思っても言わないよあたしゃ。

 

 まあこんな感じで、結構頻繁に大会とかイベントが行われてて、なおかつ観覧だけなら無料、もしくはコンサート・舞台のチケットに比べたら破格の値段で試合を見ることができるワケです。行きたい現場があったら、予定を確保するだけでいい。これは軽率なオタクにとってはありがたいポイントでございます。

 

③ゲーム配信がおもしろい

 昔みんな、「ニコニコ動画」でゲーム実況見てたでしょ? あれが今、「ゲーム配信に特化した動画サイト」っていうのができて、高画質で(基本的に)誰でも無料で配信&閲覧できるようになってるんですよ。「なにをいまさら」とか言わんといてつかあさい。あたしゃ最近知ったのよ。

 

 私がよく見ているのは、世界中のゲーム配信が見られる最大手サイト「Twitch」

go.twitch.tv

 そして国内のゲーム配信が見られる「OPENREC.tv」

www.openrec.tv

 上記2サイトをずっと見てます。マジで、あんなにテレビっ子だった私が全然テレビをつけなくなってしまった……。

 「Twitch」は大きい大会の中継なんかを放送することが多い&海外のゲーマーも集う場所になってて、「OPENREC.tv」はTOPANGAがチャンネルを持ってるので、それを毎週見ておる。あと、ときど選手の個人配信もこちらである。

 

 プロゲーマーの超絶技巧を見てるのも単純に楽しいんだけど、人気を得る配信者の方は“しゃべり”がとても達者。ゲームの上手い下手だけじゃない面白さがあるのが、配信の良いところかなと。

 とりあえず、TOPANGAの放送は見たほうがいいよ。毎週火曜日に、ふ〜ど選手ハイタニ選手・ボンちゃん選手が出演する「勝ちたがりTV」、そして毎週水曜日に、ときど選手・マゴ選手が出演する「TOPANGA TV」が放送されてるよ。見てね。もう完全にTOPANGAの回し者ですね。

 

 配信見てると自分でプレイしたことないゲームもやりたくなるし、ゲーム実況はいい販促になってるよなあ〜と思いながら見ている。いつか自分も配信やりたい。「モータルコンバット」でね……(日本人のモーコン実況者、誰も見たことない……なぜかロシア語ばっかり……おそロシア……)

 

 そんな感じで、大きく分けて3つのポイントがグッときてしまい、私はeスポーツにハマりました。なによりも、普通のスポーツ観戦とは違って(実は運動神経を母親の腹の中に忘れてきてんのよ私)自分でもプレイできるのが1番うれしいかな〜。

 

 最後にまた回し者的宣伝をしておくと、11月22日に「eスポーツマガジン」が出るよ。

eスポーツマガジン (白夜ムック565)

eスポーツマガジン (白夜ムック565)

 

  言わずもがな、わたくしは予約しました。

 

 eスポーツ自体にも興味を持ってほしいけど、なによりみんな格ゲーをやろうぜ。格ゲーを盛り上げてこうぜ……!!!!!

 

 以上、ソシャゲで3万スってからガチャを恨んでる女でした。