冗談は顔だけのつもりだ

そうさ100%現実

【お題】「運営に手厳しいファンダム」は善か悪か

 今年はブログをちゃんと更新したいと思うも、書きたいネタが無数にあるわけでもないので「お題箱」を設置しました。なんでもいいので協力求む、よろしくお願い致します。

※いただいた全てをブログネタにするわけではありません。個別にお返ししたほうがいいと判断したものについては、「ぷらいべったー」で回答&Twitterでお知らせ致します。

 

odaibako.net

 

twitter.com

 

 ということで、今回のお題はこちら。

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 差し支え、ないです! お題ありがとうございました〜!

 

 私は今、JO1(ジェイオーワン)というボーイズグループのオタクをやっていて、そのファンネームが「JAM(ジャム)」といいます。名前の意味はなんかいろいろある。覚えてないけど……。

 

※始めに言っておくと、私はラポネにおいて『日プ1』とJO1の知識しかございません。それ以外を履修してるオタクの皆さんにおかれましては、ツッコミどころがあるかもしれませんが、その際はご自分のブログなどにつづっていただければと思います。

 

 まず大前提として、私の基本スタンスはコレです。

yesnomo3.hatenablog.com

 「あーでもない、こーでもないとオタクが嘆いたところで思い通りになる可能性はゼロに近いので、嫌なことばっかりになったら、さっさと別の楽しいことを見つけましょう」というスタンスはこの時から変わってません。ただし、これは私が今までジャニオタだったことを踏まえての意見だということも注釈するべきだと思っています。

 

 ご存じの通り、ジャニーズは芸能事務所でありながら「巨大権力」といっていい存在です。ここ数年はデジタル化も進み、SNSYouTubeなど世界が開かれていますが、私は古のジャニオタに分類されるため、力を入れて応援していた時はネット進出に大変後ろ向きで、もちろんこんなツールは用意されていませんでした。それどころか、コンサートチケットのために「払込取扱票」を何枚も書いていた時代のオタクでございます。

 いくら昔の話といっても、こんなことをやってる大手事務所は当時もジャニーズだけだったと記憶しています。もちろん、オタクからは「いい加減ネットで申し込みできるようにしてくれ」との悲鳴が上がっていましたが、巨大権力に市井の人の声は届かず(今はさすがにネットでできるみたいです)。それでも「こういうもんだ」と思って事務所の方針に従っていました。だって、そうしないとコンサートに行けないから。要するに、「我々の方針について来られる者だけがジャニオタを名乗れ」という感じだったわけです。

 もちろん、事務所側にも何か事情があったでしょうから、別に逐一対応するべきだとは思っていません。前述のブログにも書きましたが、アイドル運営&育成という「ビジネス」をやっている以上、ファンが「なんか違くね?」と思ったとしても、事務所側は自社のメリットを重視した上でユーザー(ファン)の意見をジャッジする必要があり、また、事務所なりの方針を示すのも当たり前だと思います。「ついて来られる者だけがついて来い」という商売の形は、安定的に利益を上げるなら非常に有効だと思うので、なんの文句もありません。ただし、「ついていけるかどうか」はファン個人に委ねられるので、その場を離れる人にも事務所は文句を言えません。当たり前ですが。

 

 ここでようやく「運営に手厳しいJAM」の話になります。前置きが長かった、すんません。

 そもそも、ここ数年のインターネットは、個人が自身の意見を活発に発信するようになったと感じています。そうなってくると、いろんな人の意見が可視化されるようになり、自分と違う考えを目にする機会も増え、「なるほどな〜」と感心できればいいものの、ゲンナリすることも多々あるでしょう。私はあります。「インターネット、めんどくせーーーーー!!!!!!!!!」と大発狂するようなことが、年に2〜3回ぐらいある(かわいそう)。

 そんなインターネットを駆使したイベントの一つが、JO1を生んだ『日プ』ではないでしょうか。推しをデビューさせるためにSNSで布教する、自身が持つ語彙力やデザイン力を振り絞って推しのために何かを生み出して発信する、時には悪編された推しの弁解をするなど、国民プロデューサーの“集合場所”は、常にインターネット上だったと認識しています。生まれる前からインターネットネイティブだったうえに、長らく現場がなかったファンダムことJAMなので、そりゃあ何かあったらインターネットに集合しますよね。

 そうすると何が起こるかというと、先ほど書いた通り「いろんな人の意見が可視化されるようになり」ます。そして、我々はこの「いろんな人の意見」に耳を傾けて協力したり、時に反発したりしながら、推しの順位を動かしてきたという実績がある。「自分が何か言えば、自分の思う通りに世界が変わるかもしれない」という希望を、それぞれが持っているわけです。

 それに実際、結成後からここ最近までの運営は「どうしてそうなるわけ?」というトンチンカンなミスも多かった……。芸能事務所としてというか、「企業としてあり得ないだろ」みたいなツッコミが圧倒的に多かったように感じます。これはもう、やってることがやってることなので、言われても仕方がない。「命がけでデビューさせた推しを預けるのにふさわしい事務所か?」という目線で見たら、誰だって求めるレベルは高くなります。

 「“他のファンダムに比べて”手厳しい」理由は、やはり日プから築き上げたものが大きいと私は思っています。

 

 では、こうした「物言うオタク(JAM)」は善か悪かと聞かれれば、今のラポネには「善に働く可能性が高い」と感じます。ラポネ自体、今はまだビジネス上のメリットを優先して動くほど“殿様”にもなれないし、タレントの方針もハッキリしていなかった(タレント自身に任せているように見えた)ので、「我々について来られる者だけがJAMを名乗れ」という態度も取れないでしょう。そういう“隙”があるうちは、良いか悪いかは別として、ファンダムからあーだこーだ言われると思います。

 しかし、ラポネ自体がアイドル運営のノウハウをさっぱり持っていないと思われるので、物言うオタクの存在は「むしろありがたいのでは?」とも感じます。実際に「ファンが言い続けていたら運営の方針が変わり、ファンが喜ぶ」場面を何度か見ました。「自分が何か言えば、自分の思う通りに世界が変わるかもしれない」というJAMの希望をかなえることもあるので、今のところ、「意見は言っといたほうが得」な状態になっているわけです。

 個人的には「ついて来い」運営のほうがラクなので、「JAMと一緒に事務所も成長していきたい」みたいな考えには100%乗れないのですが、これはほとんど「ファンの意見が欲しい」と言っているのと同義だと思うので、気に食わないことは発言していいし、やって欲しいこともリクエストしていい環境なのだと認識しています。

(ただし、これは「現状を良くするための意見」が欲しいという意味であり、これ以上ラポネやJO1に関わる気がないのであれば、オタク側はさっさと別の楽しいことを探したほうがいいでしょうね。これもまた前述のブログに書きましたが、「何を言っても変わらない!」と憤怒する時、すでに運営からは“お客さん”だと思われていないと悟ったほうがいいです)

 運営はノウハウがないのでオタクからの意見が欲しい、JAMは「自分の意見で世界が動く」と思っている、私はこのように運営とファンダムの現状を理解しています。

 ただ、数字的な成果や業界内外からの反響などをリアルかつ正確に把握しているのは運営しかいないので、これからそうした「結果」のデータが蓄積されていくと、ファンの意見よりも事務所側のメリットが優先されるようになり、「我々について来られる者だけがJAMを名乗れ」という方針になるかもしれません。でもこれは、イコール「事務所が安定した」とも取れるので、決してマイナスなことじゃないと思います。私はいつかそうなってほしいです。

 

 「手厳しい」がどの程度のことを指しているのか正確に汲み取れませんが、私は明らかにおかしいことを「おかしい」と言えるファンダムは居心地がいいです。例えば、仕事でミスをした後輩を見て「一所懸命やってくれたんだから、このくらい見過ごしてあげよう」と思って注意しなかったら、次も同じことをやって「前もミスしただろ」と怒られますよね。そっちのほうがかわいそうなので、どんなに一生懸命であっても「それは違う」と言ってあげる人のほうが、私は「優しい人」だと思います。

 同じく、運営などが明らかにおかしい・間違ったことをやったら、また繰り返さないように「それは違うぞ」と指摘するのは、ファンの優しさでもあると感じます(もちろん言い方には注意が必要ですが)。

 一方、運営ではなく外部の仕事で何らかのミスをされた時、事務所は自社のタレントを守るために、その企業に制裁を与えるべきだと考えています。「気にしてないですよ! またお願いします!」という“寛大なファン”の方もいますが、これはハッキリと間違いでしょう。なぜなら、そのミスによって事務所やJO1側が不利益を被っているので、次回に繋げないほうが彼らのためになるからです。「この程度なら許してくれる」と各方面からナメられてもいいならば、「気にしてないですよ!」と慰めるのが正しい行いだと思います。

 

 「これはヤバイ」と思った時、見ないフリをしてのらりくらりと受け流すほうがラクだし簡単です。それなのに、あえて声を上げるということは、それだけJAMがJO1のことを熱く応援しており、彼らの邪魔になったり、モチベーションを下げるような行いを罰する気持ちが強いのではないでしょうか。たまに「それはただのワガママだろ」と思うような、ごくごく個人的な“好み”を基準に批判しているような人も見かけなくはないですが、なんでも「まあいいか」と受け流し、興味を持たれなくなることのほうが、個人的には怖いですね。

 でも、こういう意見ばかりを見ていると疲れると思うので、その時は遠慮なく「ミュート」しましょう。JAMである以上SNSとの縁は切れないと思うので、より良い環境を作るべく、「うるせーーーーー!!!!!」と思ったら即ミュート。そいつとは一生意見が合わないし、理解できる日も来ないので、見るだけ時間の無駄です。快適なTwitterライフは自分の手で掴むしかない……!

 

 さて、ラポネはどういう事務所なんでしょうね?(急質問)

 ジャニオタ時代、自分が好きなグループ以外にはほとんど興味がなかったので、「私は正確にはジャニ(ーズ事務所の)オタ(ク)ではない」と思っていたぐらいで、正直言えば、ラポネという事務所がやること自体にはそんなに興味はないです。でも、今まで「芸能事務所をイチから作る」という場面に立ち会ったことがなかったので、観察対象としては大変興味深いですね。それに何より、JO1が活躍するためにはラポネも頑張ってもらわないといけないので、「変なことすんなよ」とは思ってます。

 一方で、その昔お笑い芸人を追いかけていたこともあって、吉本興業のことは(いろいろ思うこともありつつ)大好きです。JO1の活動を見ても「吉本の後ろ盾、バンザイ!」と思うこと多々なので、その点に関してはありがたさしか感じてないですね〜。今の日本で「J」という名の巨大権力(さっきまで散々書いてたのに)に立ち向かえるのは、こちらもまた巨大権力である吉本しかいないと思ってます。

 

 最後に、JAMの印象は「コレ」というものがありません。私自身、見たい人しか見えてないのと、分類するにはあまりにも種類が多い(いろんな界隈から来てる)と感じるためです。一方で、現場でJAMを見た感想は

カラーギャングがいない!!!!!」

でした。メンバーカラーって、コンサートに着ていく服の色指定じゃないの!?!? 全身緑で行ったら浮いたけど!?!? 次の現場では11色のつなぎとセーラー服が見られますように!!!!!